- 2022/03/17 掲載
トラック自動運転のトゥーシンプル、中国事業売却へ=関係筋
同社は米国の安全保障上の懸念を受けて、中国子会社のデータアクセスを制限する協定を米政府と結んだ。
昨年4月に、ナスダック市場で新規株式公開(IPO)を通じて10億ドル以上を調達。中国のソーシャルメディア大手、新浪が出資している。
現在、人間のドライバーが不要なレベル4の自動運転トラックトレーラー100台(米国75台、中国25台)を一部のルートで展開している。
関係筋によると、最大10億ドルでの中国事業売却を希望しており、プライベートエクイティ会社の博裕資本など、複数の中国の投資家に接触した。
米中の規制が厳しいため、中国事業の売却を決めたという。
米中の規制当局は近年、両国で事業を展開する企業についてデータセキュリティーの監視を強化している。中国でサイバーセキュリティー法が強化されたため、同国で収集したデータを他国に移転することが難しくなっている。
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