住友電工情報システム、「楽々WorkflowII」をバージョンアップし提供開始

　住友電工情報システム株式会社は、クラウド型ワークフローサービス「楽々WorkflowII（らくらくワークフロー・ツー）クラウドサービス」に、ユーザの使いやすさを追求した新しい画面デザイン「smart-gray」（スマートグレイ）を追加するなど、バージョンアップしたサービスを2022年3月13日から提供開始しました。

　今回のバージョンアップでは、上述した画面デザインの追加に加えて、事前に組織・人事情報の自動変更処理を予約できる「人事情報予約機能」や、ワークフローが承認・決裁されたことをトリガーとして他システムとの連携ができる「Webhooksup（※1）機能」を提供します。

　今回、新しくサービスの提供を開始した機能は以下のとおりです。

1.新しい画面デザイン

　スマート&シンプルな新デザインテーマ「smart-gray」を追加しました。従来のテーマよりも表示するメニュー数を大幅に減らしたシンプルなユーザーインターフェース（UI）となり、少ないメニュー選択操作で、より簡単にシステムを利用することが可能です。

　さらに、「申請する」、「承認する」、「探す」といった使用頻度の高い機能へは従来通りワンクリックで遷移できるなど、初めて操作する方でも迷わず利用できる、わかりやすいメニュー画面になっています。

2.人事情報予約機能

　予定している組織改正・人事異動の情報を事前に登録し、設定した施行日に自動で一括反映できる「人事情報予約機能」が利用できるようになりました。

　従来は、施行日当日に組織改正・人事異動の情報を画面から登録して反映する必要があり、施行日当日にシステム管理者が時間に拘束されるなど、ワークフロー運用における大きな課題でした。本機能を使えば、施行日以前に変更内容と施行日を設定可能です。

3.Webhook機能（iPaaS（※2）対応）

　楽々WorkflowIIクラウドサービスにて承認や決裁などのイベントが発生した際に、他システムへデータ連携する仕組みである「Webhook機能」が利用できるようになりました。

　これによりイベントの発生をトリガーに、社内システムを含む他システムへのデータ連携が可能となります。例えば、承認された見積書のファイルサーバでの保管や、経費精算の支払いデータを他システムへ反映する仕組みを構築できます。

　「楽々WorkflowIIクラウドサービス」は、初期投資やインストール・メンテナンス作業が不要で、月額利用料のみですぐに利用できるクラウドサービスです。稟議書や旅費精算・経費精算など申請・承認業務の業務効率化や意思決定のスピードアップを実現する業務改革ツールとして、2012年10月のサービス開始以来、中小企業から大企業まで多数のお客様にご利用いただいています。

　当社は今後もますます需要が見込まれるワークフロー市場において、時代のニーズを先取りした製品開発に取り組んでまいります。

※1「Webhook」

　Webhookとは、Webアプリケーションに対して、特定のイベントが発生した際に、別のWebアプリケーションに通知を発行する仕組みです。

※2「iPaaS」

　iPaaSとは、オンプレミスあるいはクラウド上の複数のシステムを、相互に連携させる各種機能を提供するクラウドサービスです。