- 2022/04/04 掲載
パラマウントベッド、スキンセンサーを活用した遠隔医療システムを開発
当講座では、直接皮膚に貼り付けても皮膚呼吸ができ複数のバイタルデータを同時に連続測定するスキンセンサーを使い、活動情報と合わせて24時間モニタリングしながら遠隔医療の実現に向けたシステム開発・検証を行います。また、在宅にいる高齢者や災害などによる避難者に対して、スキンセンサーで取得した情報と、その他機器で把握した睡眠や覚醒情報を統合させ、遠隔から健康状態を管理するシステムの開発と有用性を検証します。
当講座で使用するスキンセンサーは、軽量薄型で伸縮性に優れたウェラブルデバイスです。装着時の身体負担が少なく汎用性が高いこともあり、医療、介護にとどまらず幅広い分野での活用が期待されています。当講座では、体温、血圧、血中酸素飽和度(SpO2)、脈拍数、心電図など、スキンセンサーで測定できるバイタルデータを増やす基礎研究や、使用用途を広げるシステム開発も併せて実施します。
東京大学と当社は当講座を通じて、見守られる側の人々だけでなく、医療従事者や家族などの見守る側の課題や要望も明確にして課題解決を図ります。さらに、遠隔医療や在宅介護、そして健康管理などさまざまな分野において、24時間リアルタイムで把握するバイタルデータをもとに、病気の早期発見や遠隔からの診療、健康寿命の延命など持続可能な健康社会の実現を目指してまいります。
※社会実装講座とは、教育機関、自治体、民間事業者などステークホルダーが、社会課題に対して解決案を検討し実装を検証する産学連携プロジェクトです。
■講座の概要
講座名:スキンエレクトロニクス社会実装講座
期間:2022年4月1日~2027年3月31日
担当教員:東京大学大学院工学研究科 染谷隆夫教授
東京大学大学院工学研究科電気系工学専攻 横田知之准教授
■両者の役割
東京大学:研究総括とスキンエレクトロニクスに関する基礎研究。
パラマウントベッド:スキンエレクトロニクスを活用したセンサーやシステム開発と、社会実装に向けた検証など。
※掲載されている情報は発表日現在のものです。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。
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