- 2022/04/15 掲載
NY外為市場=ユーロ/ドル2年ぶり安値、ECB総裁発言に失望
ユーロ/ドルは一時1.0758ドルと2020年4月以来の安値を付けた。終盤は0.57%安の1.0823ドル。
ラガルド総裁は利上げ開始時期について具体的な日程を示さず、資産買い入れ終了後の間隔が数週間から数カ月になる可能性もあると述べた。
ECBは債券買い入れを今四半期中に縮小し、第3・四半期に終了するとのガイダンスを維持。金利は量的緩和終了後も「しばらく」は上昇せず、また緩やかなものになるとした。
ユーロは対ポンドは1カ月ぶりの安値を付けた。終盤は0.34%安の0.8274ポンド。
FXストリート・ドットコムのシニアアナリスト、ジョセフ・トレビサーニ氏は、ラガルド氏の発言はパウエルFRB議長とは対照的だったと指摘。「ラガルド氏はウクライナ戦争とその欧州への影響について明らかに懸念を強めている」と述べた。
ドル指数は0.534%高の100.32。一時100.76と2020年4月以来の高水準を付けた。
米商務省が14日発表した3月の小売売上高(季節調整済み)が前月比0.5%増加したこともドル買いにつながった。
日本円は対ドルで付けた20年ぶりの安値からやや回復し落ち着きを取り戻した。終盤は0.23%安の1ドル=125.93円。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは3.09%安の3万9968.59ドル。
ドル/円 NY午後3時 125.98/126.01
始値 125.25
高値 126.01
安値 125.21
ユーロ/ドル NY午後3時 1.0830/1.0832
始値 1.0903
高値 1.0917
安値 1.0758
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