- 2022/04/15 掲載
米国株式市場=下落、国債利回り上昇受け
[ニューヨーク 14日 ロイター] - 米国株式市場は、国債利回りが再び上昇に転じたことを受け、下落して終了した。
15日からのイースター(復活祭)の連休を前に、主要株価3指数はいずれも週間でマイナスとなった。
LPLフィナンシャルのチーフ市場ストラテジスト、ライアン・デトリック氏は「複数の懸念材料が続いている」とし、「決算シーズンが強弱まちまちとなっている上に、高インフレとタカ派的な米連邦準備理事会(FRB)が加わり、連休前に売りが出た」と述べた。
米10年債利回りの上昇を受けてグロース(成長)株が売られ、S&P総合500種とナスダック総合が大きく下落。ダウ工業株30種の下げは比較的小幅にとどまった。
金融大手のゴールドマン・サックス、シティグループ、モルガン・スタンレー、ウェルズ・ファーゴが第1・四半期決算を発表。4行とも市場予想を上回ったものの、利益は大きく減少した。株価はまちまちで、4.5%安─1.6%高となった。
経済指標では、石油価格の上昇を背景に3月の小売売上高が増加したほか、輸入物価も約11年ぶりの大幅な上昇となり、FRBがインフレ抑制に向け今後数カ月で積極的に動くとの見方を支えた。
ツイッターは値動きの荒い展開となったが、1.7%安で終了。テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が現金約410億ドルで買収することを提案した。
S&P500の主要11セクターでは、情報技術が2.5%安と下げが目立った。
ニューヨーク証券取引所では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.83対1の比率で上回った。ナスダックでも2.02対1で値下がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は104億5000万株。直近20営業日の平均は122億2000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 34451.23 -113.36 -0.33 34628.46 34889.17 34437.50
前営業日終値 34564.59
ナスダック総合 13351.08 -292.51 -2.14 13647.43 13662.93 13345.22
前営業日終値 13643.59
S&P総合500種 4392.59 -54.00 -1.21 4449.12 4460.46 4390.77
前営業日終値 4446.59
ダウ輸送株20種 14844.14 -2.14 -0.01
ダウ公共株15種 1061.63 +0.48 +0.04
フィラデルフィア半導体 3028.22 -91.10 -2.92
VIX指数 22.70 +0.88 +4.03
S&P一般消費財 1406.28 -22.45 -1.57
S&P素材 559.23 -1.91 -0.34
S&P工業 845.44 -0.81 -0.10
S&P主要消費財 824.51 -0.35 -0.04
S&P金融 613.38 -6.47 -1.04
S&P不動産 305.08 -1.79 -0.58
S&Pエネルギー 607.63 +2.51 +0.41
S&Pヘルスケア 1615.79 -7.52 -0.46
S&P通信サービス 223.81 -4.15 -1.82
S&P情報技術 2574.88 -64.57 -2.45
S&P公益事業 386.48 +0.03 +0.01
NYSE出来高 9.64億株
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 26950 - 240 大阪比
シカゴ日経先物6月限 円建て 26915 - 275 大阪比
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