• 2022/04/21 掲載

景気判断4月は上方修正、まん延防止解除で消費持ち直し=月例経済報告

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[東京 21日 ロイター] - 政府は21日に発表した4月の月例経済報告で、景気判断を示す総括判断を「新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が緩和される中で、持ち直しの動きがみられる」とし、4カ月ぶりに上方修正した。まん延防止等重点措置が解除され、外食や旅行などのサービス消費が改善したことなどを踏まえた。

項目別では、個人消費の判断を「持ち直しに足踏みがみられる」から「持ち直しの動きがみられる」に引き上げた。上方修正は2021年12月以来4カ月ぶり。

週次でみた消費金額が4月にかけて徐々に改善していることや、カード支出に基づく消費動向でサービス消費が3月後半にかけて持ち直していることを踏まえた。大型連休期間の新幹線についても、予約状況はコロナ禍以前と比較するとまだ弱いものの、前年比でみると改善しているという。

ただ、生活に身近な品目の価格上昇などを要因とし消費マインドは弱含んでいるため、「今後の消費に与える影響には注意が必要」と明記した。

公共投資の判断は「底堅い動きとなっている」とし、前月の「高水準にあるものの、このところ弱含んでいる」から上方修正した。判断引き上げは、2020年7月以来21カ月ぶり。昨年末に成立した補正予算の一部が公共投資事業に反映されていることなどが理由という。

ウクライナ情勢を背景に原油や穀物など国際商品価格は高い水準で不安定な動きをしており、企業物価は「このところ上昇している」との表現を据え置いた。消費者物価は、エネルギーや食料品価格の上昇を要因に「緩やかに上昇している」との文言を維持した。

景気の先行きについては、感染症対策の効果などで経済・社会活動が正常化に向かい、海外経済の改善も加わって「持ち直していくことが期待される」と指摘。一方で、ウクライナ情勢などによる不透明感がある中で、原材料価格の上昇や金融資本市場の変動、供給制約による下振れリスクに十分注意する必要があると、前月の表現を踏襲した。

※〔表〕月例経済報告の景気判断の推移

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます