- 2022/05/30 掲載
伊、不良債権政府保証制度の延長と条件厳格化を検討=消息筋
GACSは2016年に導入され、イタリアの銀行が不良債権を証券化して売却する際、政府が最も低リスクな区分を対象に保証を付与する制度。これまでに計960億ユーロ(1030億ドル)の不良債権処理に貢献してきた。
今年4月の財務省データによると、GACSが保証する投資家保有債権は昨年末時点で116億ユーロ相当。
GACSの議論について説明を受けた4人によると、検討されている延長期間は1年以上で、1年半になる可能性もある。延長は欧州連合(EU)の承認が必要。
延長後は、現状で政府が格付けの高い部分の返済を100%保証している比率を下げる可能性がある。認定に必要な格付けの下限を少なくとも1段階引き上げて「BBBプラス」とすることも検討している。
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