- 2022/05/30 掲載
共同声明の変更、考えていない 日銀は物価目標達成を=岸田首相
[東京 30日 ロイター] - 岸田文雄首相は30日午前の参院予算委員会で、2013年に公表した政府と日銀による共同声明を変えることは考えていないと述べた。
また、2%の物価安定目標の達成に向けて「日銀の取り組みに期待」するとし、具体的な金融政策は日銀に任せなければいけないと発言した。
物価上昇については「円安も要因の一つであることは否定はしない」とした。その上で「世界的な原油や原材料の高騰、ロシアによるウクライナ侵略などを要因とする世界的な物価高騰がある」との認識を示した。
今年4月の消費者物価指数(総合)は前年同月比プラス2.5%だったのに対し、米国やユーロ圏は7─8%を示していると説明し、日本の「さまざまな物価抑制策は結果を出している」と語った。
「引き続き不透明であるからこそ、対策をしっかり進めていくことが大事」との見解を示し、「不測の事態においても、補正予算の成立をお願いして、しっかりと備えていきたい」との考えを述べた。
小西洋之委員(立憲民主・社民)への答弁。
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