- 2022/05/31 掲載
小売販売4月は前年比2.9%増、感染縮小やガソリン高が寄与=経産省
[東京 31日 ロイター] - 経産省が31日に公表した商業動態統計速報によると、4月の小売販売額(全店ベース)は前年比2.9%増の12兆5510億円と2カ月連続のプラスとなった。ロイターが集計した民間予測は中央値で同2.6%増だった。新型コロナ感染縮小による外出需要の回復やガソリン高が寄与した。
業種別では、ガソリンスタンドなどの燃料小売業が前年比13.9%増、その他小売業が10.0%増、織物・衣服が9.5%増、百貨店などの各種商品小売業が8.0%増となった。家電などの機械器具小売業は1.6%増、飲食料品は0.4%増だった。
前年4月は緊急事態宣言が大都市圏で発出されるなど感染拡大傾向にあったが、「(今年は)外出機会が増えたほか、天候要因で春物や夏物の衣料が好調」(経産省幹部)となり、全体に押し上げた。
一方、自動車は8.5%減、無店舗小売業は1.9%減だった。
業態別での前年比は、百貨店が衣料品の増加などにより18.2%増、ドラッグストアが調剤医薬品や化粧品、食品の好調で3.2%増となった。コンビニエンスストアはタバコやデザート、冷やし麺が好調で2.7%増、家電大型専門店はエアコンや冷蔵庫が伸び1.4%増だった。スーパーは祝日日数の増加などで0.6%増だった。
一方、ホームセンターは1.5%減となった。
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