- 2022/06/14 掲載
米議決権行使助言会社2社、東芝取締役の会社提案に賛成推奨
[東京 14日 ロイター] - 東芝が28日に開く定時株主総会を巡り、議決権行使助言会社の米インスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)と米グラスルイスが、会社提案の取締役候補13人全員に賛成を推奨していることが分かった。
東芝は株主総会で取締役候補13人の選任案を諮る予定で、うち2人は主要株主ファンド、米ファラロン・キャピタル・マネジメントの今井英次郎氏と米エリオット・マネジメントのナビール・バンジー氏。
社外取締役で指名委員会委員の綿引万里子氏は、多様性や公平性、バランスの観点から、2人の選任に反対している。特に、社外取締役で指名委員会委員長のレイモンド・ゼイジ氏と今井氏のファラロン関係者2人を取締役に迎えることは、特定の株主に偏っていると主張している。
ISSは「指名委員会がこれらの候補者を支持していることを考慮すると、綿引氏が提起した懸念は今井氏とバンジー氏に反対票を投じることを正当化するレベルではない」との見解を示している。
グラスルイスは「東芝の買収提案が行われる中、両氏は株主重視の社外視点を取り入れ、同社の転換期となることが期待されている」と述べた上で、「これらの候補者を非常に好意的に受け止めており、両氏の選任を株主に強く推奨する」としている。
*内容を追加して再送します。
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