- 2022/06/28 掲載
マレリ再建、直接関与せず=日産の株主総会
日産自動車は28日、横浜市内で株主総会を開いた。内田誠社長は、経営再建中の部品大手マレリホールディングス(旧カルソニックカンセイ)について「重要なパートナーとして今後も連携し、ビジネスの付き合いをしたい」と話した。経営の立て直しに直接関与することはないという。
かつて子会社だった同社をめぐっては、私的整理の一種である事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)での再生が不調に終わり、法的整理に移行した。日産にとっては現在も主要取引先だが、総会では今後の生産計画などには影響が出ないようにするとの説明があった。
内田氏は、日産と連合を組む仏ルノーと5月に電気自動車(EV)事業などに関し議論したことも明らかにした。ルノーが検討するEV事業の分社化に対し、「日産にどのような価値をもたらすのか、あらゆる視点から慎重に検討を重ねたい」と述べた。
【時事通信社】 〔写真説明〕横浜市の本社で開いた株主総会で説明する日産自動車の内田誠社長=28日(同社提供)
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