- 2022/07/12 掲載
米ツイッター「合意に違反せず」と反論、マスク氏の買収撤回で
[11日 ロイター] - 米ツイッターは11日、米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)との合併合意に基づく義務には一切違反していないと表明した。
10日付でマスク氏に送られ、11日に規制当局に提出された書簡で明らかにした。
マスク氏は8日、複数の合意条項に重大な違反があったとして、ツイッターに対する総額440億ドルの買収提案を撤回すると発表した。
関係筋によると、ツイッターは一方的な契約破棄を不服として、週内にデラウェア州の裁判所でマスク氏を相手に訴訟を起こす方針。
ツイッターは書簡で合併契約は引き続き有効だと主張し、取引を完了させるための措置を講じると表明した。
11日の米株式市場でツイッターの株価は11.3%安の32.65ドルで終了。マスク氏が提示した54.20ドルを40%下回り、1日の下落率としては過去14カ月余りで最大となった。
テスラ株は6.6%安で終了した。
ベンチマークのアナリスト、Mark Zgutowicz氏は「ツイッターの取締役会は、訴訟で明らかになる内部データが与え得る従業員と株主への悪影響を考慮する必要がある」と述べた。
PR
PR
PR