• 2022/07/12 掲載

午後3時のドルは137円前半で売買交錯、ユーロ20年ぶり安値 等価割れ目前

ロイター

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[東京 12日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤とほぼ変わらずの137円前半。前日から続くユーロ安は東京市場でも止まず、ユーロ/ドルは一段安で20年ぶり安値を再び更新した。

東京もユーロ安の地合いは不変。実需の売買が集中する仲値を終えると売り仕掛けが強まり、午後にかけて一時1.0005ドルまで下落して20年ぶり安値を更新した。1ユーロ=1米ドルのパリティ(等価)割れが目前に迫っている。

手がかりは引き続き、欧州の電力不安。ドイツにロシア産天然ガスを送る主要パイプライン「ノルドストリーム1」の定期点検が11日に始まり、10日間にわたって供給が完全に停止する。

欧州各国政府や市場、企業は停止期間が延長される可能性を懸念しており、フランスのルメール経済・財務相は10日、政府がロシア産ガスの供給全面停止に備えていることを明らかにした。

安値更新後もユーロはほとんど反発することなく、1.00ドル前半で上値の重い展開が続いた。市場ではすでに、等価を割り込んだ後、どこまで下落するかに話題は移行しており「供給停止リスクはまだ一部しか織り込んでいない。もし実現するようなら、0.90ドル台へ向かって一段と下落する可能性は十分ある」(外銀)との指摘が出ていた。

レモンド米商務長官が11日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで「現状のドルの強さについては懸念していない」と発言したことも、ドル買いを後押しする話題として関心を集めた。

ユーロ安は対円でも進行。朝方の137円後半から前半へ下落した。

対ユーロでドルと円の買いが同時に発生したことで、ドル/円は売買が交錯。137円前半から半ばを上下するにとどまった。

ドル/円   ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 137.43/45 1.0009/13 137.57/61

午前9時現在 137.39/41 1.0044/48 138.03/07

NY午後5時 137.42/45 1.0039/43 137.93/97

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