- 2022/07/14 掲載
IDCフロンティア、メガクラウドとの閉域ネットワーク接続サービスを提供開始
■背景
近年、企業のシステムはオンプレミスからクラウドへの移行が進む中、メガクラウド事業者が提供するパブリッククラウドを利用する企業が増えています。さらに、複数のメガクラウドを組み合わせるマルチクラウドや、パブリッククラウドとデータセンターを併用するハイブリッドクラウドなど、クラウドの利用形態は多様化しています。
一方で、マルチクラウドやハイブリッドクラウドでの利用には、閉域ネットワークによるセキュアな相互接続が求められます。お客さまは、ネットワーク回線やルーター等の機器の調達に加え、設計・構築のための作業や運用業務が発生することから、その工数の負担が課題となっています。
こうした中、IDCフロンティアは、接続環境をお客さまで構築・運用する必要がなく、IDCフロンティアのサービスとメガクラウドを閉域ネットワークで接続可能な「バーチャルブリッジ(インターコネクト:メガクラウド)」を提供します。
■「バーチャルブリッジ(インターコネクト:メガクラウド)」の特長
1.IDCフロンティアのサービスとメガクラウドを1対多で閉域接続
IDCフロンティアのデータセンター内の「ハウジングサービス」や超高発熱機器に対応する「高負荷ハウジングサービス」、国産クラウドである「IDCFクラウド(*2)」や「IDCFプライベートクラウド」と、メガクラウドのIaaSやPaaSを1対多の最大5回線まで閉域接続できます。最短約2ミリ秒(*3)の低遅延で複数のメガクラウドとのセキュアな通信が可能となり、データ分析やアプリケーション開発、データの保全性やシステム分散など、各サービスの機能や特性を生かした柔軟なマルチインフラ構成が可能となります。
2.専用の回線やBGPルーターなどの機器の準備や接続設定が不要
メガクラウドとの接続に必要なネットワーク回線やBGPルーターの設置・運用はIDCフロンティアが行うため、お客さまは接続帯域を選択するだけで利用できます。また、IDCフロンティアの専任エンジニアが設計から構築までのサポートを行うため、お客さまによる専用回線およびネットワーク機器の調達や複雑なポートの接続設定などは不要です。
3.冗長構成で月額 79,000円(*4)/1Gbpsのスモールスタートでリーズナブルに利用可能
標準で冗長構成を採用した帯域確保型のサービスメニューで、月額 79,000円/1Gbpsから広帯域なメガクラウドとの論理接続を提供します。同様のメガクラウド閉域接続サービスと比較して、リーズナブル(*5)にメガクラウドとの閉域接続が可能です。
*1 Microsoft Azureへの接続は2022年度中に提供予定
*2 「IDCFクラウド」からの接続は東日本リージョン2および3となります
*3 当社設備からメガクラウドまでの最短の計測値。接続するクラウドの設置拠点により遅延時間は異なります
*4 税抜きの月額利用料金。別途初期費用および「バーチャルブリッジ」のご契約と利用料金が必要です
*5 国内の主要メガクラウド閉域接続サービスを1Gbps接続の料金で比較(2022年7月現在の自社調べによる)
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