- 2022/07/26 掲載
HARTiと三井住友海上、NFTアート専用保険の提供を開始
HARTiはNFT(※1)アートの普及推進に向け、2022年4月に開始した「HARTi(※2)」の出品アートに今回開発した専用保険を無償で付帯します。
HARTiと三井住友海上は、本保険の提供を通じて、NFTマーケットの健全な発展とさらなる普及推進を支えていきます。
※1:Non-Fungible Token. 唯一無二の「世界に1つだけのデータ」の価値を生み出せる代替不可能な暗号資産です。ブロックチェーン技術を活用する事でコピーできないデジタルデータを作成することができます。
※2:「HARTi」は完全招待制・審査制のNFTマーケットプレイスです。出品作品は全てHARTiの専任キュレーターが審査を行うことから、質の高いNFTアートを探すことができます。国内の大手商業施設ともパートナーシップを締結しており、出品アーティストはリアル店舗を活用してさらなる認知拡大を目指すことが可能となります。
1.NFTアート専用保険の特長
(1)保険対象:「HARTi」に出品されたすべてのNFTアート
(2)補償内容:第三者の不正アクセスにより、NFTアートの所有者アドレス(※3)が改ざんされ、第三者へNFTアートが移転してしまった場合に、出品者の損害を補償
(3)保険料:HARTiが保険料を負担し、出品者へ無償で補償提供
(4)補償金額:出品価格を参考値として作品ごとに決定(50万円限度)
※3:ブロックチェーン上で管理されるNFTに含まれるインデックスデータのうち、現在の保有者を示す一意の文字列をいいます。
2.開発の背景
ブロックチェーン技術の一つであるNFTがアートマーケットに与える将来的なインパクトは大きく、インターネットやSNSがアート市場のオンライン化を加速させたように、305年以内に世界的に巨大な市場を形成することが予想されます。
NFTの登場により、デジタル資産を「所有」する時代が到来し、デジタルアートマーケットは、急激な発展が期待されています。一方、NFTアートは有形の絵画等の美術品と同様に、盗難や損壊事故の発生も予想されるため、NFTアートの普及には、NFTマーケットプレイスの健全な発展と保険による出品者の安心感の向上が不可欠です。
そこで、HARTiと三井住友海上は、NFTマーケットプレイスの運営開始に際して専用保険の提供を開始しました。
3.今後の展開
HARTiと三井住友海上は、NFTマーケットプレイスにおけるサイバーセキュリティ等の検証を行い、より高額の補償提供やNFTを取り巻くリスクに対応した商品・サービスの開発を進めていきます。
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