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  • 2026/01/05 掲載

コードの70%をAIが生成──IBM CIOオフィスが実践する生成AI活用

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生成AIやハイブリッドクラウドの重要性は、多くの企業が理解している。しかし現実には、「PoCは回したが、その先に進めない」「ツールは増えたが、業務は楽になっていない」といった声が後を絶たない。DXが掛け声倒れに終わる最大の理由は、技術を導入しても、業務や組織の変え方が見えていない点にある。
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IBM CIOオフィスの実践から学ぶ、DXを“やり切る”方法
(Photo/Shutterstock.com)

PoCで終わらせないDX──IBMが自ら証明した「数字で見る変革」


その意味で注目されるのが、IBM CIOオフィスの取り組みだ。IBMは自社を「最初のユーザー(Client Zero)」と位置付け、生成AIやハイブリッドクラウドをまず自らの業務に適用してきた。狙いは、生産性向上によって生まれた余力を成長と投資に回し、社員にとってシンプルで働きやすいIT環境を実現することにある。

IBM CIOオフィスの変革は、技術導入をゴールにしていない。ハイブリッド環境に分散したアプリケーションに対し、共通プラットフォームを整備し、自動化や可観測性、セキュリティーを横断的に組み込んだ。その結果、運用工数は大幅に削減され、人材を新たな領域へ再配置できるようになった。変革の中心にあったのは、「人材の再活用」である。

生成AI活用も、その延長線上にある。Ansible自動化基盤と生成AIを組み合わせることで、構成コードの約70%をAIが自動生成。ミドルウェア展開やパッチ適用にかかる時間は大きく短縮され、IT部門は日常運用から解放されつつある。AIは効率化ツールにとどまらず、IT運用の在り方そのものを変える存在になりつつある。

さらにIBMは、開発者体験の標準化やアーキテクチャーの整理を進め、生成AIや将来的なエージェンティックAI活用を見据えた基盤を整えてきた。AIを本格活用するには、データとアプリケーションが一貫した構造を持つことが不可欠だからだ。

先日行われた「IT Leadership Agenda 2025」では、IBM CIOオフィスのCTOであるカイル・ブラウンが、こうしたClient Zeroの実践を具体的な数字とともに紹介した。生成AIをどう業務に組み込み、DXを“成果が出る段階”へ進めてきたのか。その実像が語られている。

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