BCG ジャン=マヌエル・イザレ
BCGマーケティング・営業&プライシング・プラクティスのグローバル・リーダー。BCGサンフランシスコ・オフィス所属。ロイヤル・ダッチ・シェルを経てBCGに入社。BCG入社前からプライシングの問題に取り組み、BCGでは、世界各地の消費財、小売、ハイテク、金融サービス、産業財などさまざまな業界の企業に対してプライシングや成長戦略に関する支援を行ってきた。2010年代後半にはBCGヘンダーソン研究所(BHI)フェローも務め、プライシング・モデルのイノベーションに関する研究を行った。その後も新たなプライシング・経済モデルによる社会課題解決の可能性などについて研究を続けている。仏エコール・サントラル・パリ マーケティング博士(PhD)、工学修士。仏パリ政治学院(シアンス・ポ)経済学修士。
キュウリをもらって喜んでいたサルが、仲間がブドウをもらったと知った瞬間、激怒してキュウリを投げつけた──。オランダの霊長類学者フランス・ドゥ・ヴァールの有名な実験が示すように、公正さへの感覚は霊長類にも存在する。そして人間社会において、このフェアネスが最も問われるのが「価格」だ。売り手も買い手も納得できる価格でなければ、協力関係は崩壊する。では「フェアな価格」をどう定義すべきか。BCGが提案する「新しい定義」を、『BCGプライシング戦略: 価格でビジネス・市場・社会を進化させる』を上梓した、ボストン コンサルティング グループ(BCG) マネージング・ディレクター&シニア・パートナーのジャン=マヌエル・イザレ氏とアーナブ・シンハ氏が解説する。