記事 自動運転 【現地レポ】グーグル系ウェイモが「人間を超えた」瞬間、交通事故“ゼロ”の現実味 【現地レポ】グーグル系ウェイモが「人間を超えた」瞬間、交通事故“ゼロ”の現実味 2025/06/16 23 フィジカルAIの象徴といえる自動運転車は、走行に際して学習と推論を的確に行うための精緻なデータが欠かせない。自動運転タクシーの商業化で先行する「ウェイモ」は、着々と実績を積み上げている。LiDAR(ライダー)と呼ばれる特殊なセンサーやカメラ、さらにはミリ波レーダーを用いて、夜間や雨天時も周囲の状況を360度全方位で情報収集し、AIが運転操作を判断している。今回は、筆者が人間とAIの情報処理能力の差を実感したサンフランシスコでの体験を紹介しよう。
記事 製造業界 「2025年版ものづくり白書」要点まとめ、製造・設計・生産管理?1番DXが進む部門とは 「2025年版ものづくり白書」要点まとめ、製造・設計・生産管理?1番DXが進む部門とは 2025/06/11 9 経済産業省、厚生労働省、文部科学省は2025年5月、ものづくり企業や技術の動向について毎年取りまとめている「2025年版 ものづくり白書」を公開しました。ものづくり白書は、政府がものづくりの基盤技術の振興に向けて講じた施策に関する報告書であり、2001年に発刊されてから今回で25回目となります。本稿では200ページ超におよぶ「2025年版 ものづくり白書」の中から、注目すべきポイントを紹介します。
記事 ペーパーレス化 いきなり「紙ゼロ」は無理だけど…ブリヂストンやダイハツら4社に学ぶ「賢い」製造DX いきなり「紙ゼロ」は無理だけど…ブリヂストンやダイハツら4社に学ぶ「賢い」製造DX 2025/06/06 製造現場においても、業務のデジタル化は効率化や品質管理の向上に欠かせないものとなっている。しかしながら、膨大な紙資料の整理や情報共有の課題に直面している製造現場は少なくない。本記事では、「紙」にまつわる悩みを抱えていた製造業がどのようにして解決したのか、具体的な4社の事例を通して紹介する。
記事 自動運転 グーグル系「ウェイモ」初の海外進出、“日本”で走行開始…何が始まろうとしている? グーグル系「ウェイモ」初の海外進出、“日本”で走行開始…何が始まろうとしている? 2025/05/21 13 グーグルの親会社アルファベット社傘下の自動運転企業「ウェイモ」は、東京都内の公道で自動運転車の走行を開始した。自動運転車はフィジカルAIの最も身近な存在として注目される1つで、米国ではすでにいくつかの都市で商業サービスが開始されている。日本の場合、現時点ではドライバーが手動で運転する有人走行にすぎないが、その目的とは一体何なのか。
記事 AI・生成AI 製造業の生成AI活用「ここまで遅い」理由をガートナー解説、活用成功「4つの要点」も 製造業の生成AI活用「ここまで遅い」理由をガートナー解説、活用成功「4つの要点」も 2025/05/16 24 Chat GPTの登場以降、ビジネスにおいて存在感を増し続ける生成AI。すでに積極的なビジネスでの活用を行っている企業もある中、活用が遅れているのが製造業だ。ガートナーの調査では約4割の企業がPoC(実証実験)段階にとどまり、本格活用に至っている企業は1割程度という結果もある。製造業の生成AI活用を阻む課題は何なのか。そして、その課題を越えてAI活用で効果を挙げるための「4つのポイント」とは何か。ガートナーの鹿内健太郎氏が解説する。
記事 AI・生成AI ものづくり現場が想像以上に激変「生成AI×ERP」、大注目の「6つの活用事例」も解説 ものづくり現場が想像以上に激変「生成AI×ERP」、大注目の「6つの活用事例」も解説 2025/04/28 製造現場では長らく、熟練者の勘と経験がものづくりを支えるカギだった。しかし生成AIが登場した現在、ERPに生成AIを組み込むことで、想像を超えるほどの効率化・最適化を実現し始めている。たとえば欠品検出の作業では人間の72倍の速度にも達した例があるという。課題が山積する日本のものづくりにとって、大きな期待を持てる技術だと言えよう。そこで本稿では、製造業におけるERPと生成AIの組み合わせによる活用方法や効果などについて、具体的な事例とともに解説する。
記事 ロボティクス 製造業“復活”のチャンス、「フィジカルAI時代」を迎える日本の可能性と落とし穴 製造業“復活”のチャンス、「フィジカルAI時代」を迎える日本の可能性と落とし穴 2025/04/23 10 今年の米国経済学会では、intelligence explosion(知能爆発)やAIエージェントの話題に加えて、フィジカルAIに関するエコノミストの議論も興味深かった。サイバー空間内での情報処理だけでなく、ロボティクスなど機械工学と結びついたAIの実装が身近になってきたからだ。自動運転車の商用化はその典型だろう。この動きは製造業を強みとする日本にとってチャンスともいえる。だが、そこには落とし穴もありそうだ。今回はフィジカルAI時代を迎える日本産業の可能性と課題について考えてみよう。
記事 製造業界 【現地取材】ハノーバーメッセ2025解説、筆者注目「3つの重要テーマ」の面白い進化 【現地取材】ハノーバーメッセ2025解説、筆者注目「3つの重要テーマ」の面白い進化 2025/04/21 12 インダストリー4.0による産業革命を推進するドイツで、毎年開催される産業見本市「Hannover Messe 2025(ハノーバーメッセ2025)」では、「ソフトウェア・デファインド」、「スマートファクトリー」「サイバーセキュリティ」の領域におけるショーケースも多く見られました。ハノーバーメッセ2025に現地取材した筆者が注目する展示・発表を紹介します。
記事 製造業界 【ドイツ取材】製造現場が激変…本場の「AIガチ活用術」が凄いワケ、注目の6社を解説 【ドイツ取材】製造現場が激変…本場の「AIガチ活用術」が凄いワケ、注目の6社を解説 2025/04/17 19 世界60カ国から約4000社が出展する世界有数の産業見本市「Hannover Messe 2025(ハノーバーメッセ2025)」は、インダストリー4.0による産業革命を推進するドイツで毎年開催される「製造業の未来」を占う重要なイベントです。2025年、キートピックスとして「AI in Industry (産業界におけるAI)」が掲げられるなど、AIの重要性が意識された年となりましたが、実際にどのような企業の展示・発表が行われていたのでしょうか。現地取材を行った筆者が注目企業を解説します。
記事 製造業界 【現地取材】ハノーバーメッセ2025、急増する「データ共有圏のサブ組織」を最速解説 【現地取材】ハノーバーメッセ2025、急増する「データ共有圏のサブ組織」を最速解説 2025/04/15 22 インダストリー4.0による産業革命を推進するドイツで毎年開催されている産業見本市「Hannover Messe 2025(ハノーバーメッセ2025)」が、2025年3月31日(月)から4月4日(金)にドイツのハノーバー国際見本市会場にて行われました。最近の製造業における重要キーワードでもある「インダストリー4.0」のコンセプトも、このハノーバーメッセで発表(2011年)されるなど、ハノーバーメッセはデジタル製造技術の進歩を確認する重要なイベントとなっています。今年も、ドイツ現地を訪れた筆者が重要だと考えるトピックについて紹介していきます。
記事 製造業界 実は対米投資「5年連続1位」、日本メーカーで「米国製」が爆増しそうな納得理由 実は対米投資「5年連続1位」、日本メーカーで「米国製」が爆増しそうな納得理由 2025/03/24 10 製造業の国内回帰と雇用増大を掲げるトランプ政権。すでに中国やカナダ、メキシコなどへの関税引き上げを進め、米国製造業の復活を試みている。ここで一役買うのに期待されているのが日本のメーカーだ。今後、日本メーカーによる「Made in USA」が拡大すると見られている。なぜこうした動きが進んでいるのか、解説する。
記事 セキュリティ運用・SOC・SIEM・ログ管理 深刻な「OTセキュリティの運用問題」、苦しみを軽減する方法はあるのか? 深刻な「OTセキュリティの運用問題」、苦しみを軽減する方法はあるのか? 2025/03/19 企業の重要な設備を守るOTセキュリティが、いま深刻な危機に直面している。ランサムウェアを始めとするサイバー攻撃は生成AIの登場でますます隆盛を誇り、システムが停止する事例はいまや珍しくもない。一方で24時間365日のセキュリティ監視や、増え続けるアラートへの対応など、OTセキュリティの運用はもはや限界に達している。企業をとりまくこの絶望的な状況を救う方法はあるのだろうか?
記事 製造業界 製造・流通・建設DXで一番「足を引っ張る」のは、いまだ化石の“企業間取引”な理由 製造・流通・建設DXで一番「足を引っ張る」のは、いまだ化石の“企業間取引”な理由 2025/02/27 さまざまな業種・業界で業務のデジタル化が進む一方、製造・流通・建設業の企業間取引ではいまだ多くの場面でアナログな手法が取られている。とはいえ、契約や請求プロセスのデジタル化を進める際には取引先や仕入先の承認を得る必要があるため、自社都合だけでは進められないという側面もあり、業界としてDXが進まないのが実情だ。そこで本稿では、製造・流通・建設業のサプライチェーン全体で企業間取引のデジタル化を円滑に進めていくためのアプローチを解説する。
記事 製造業界 千代田化工建設の大胆で緻密な「DX戦略」、AI×エンジニアリングの融合で未来を築く 千代田化工建設の大胆で緻密な「DX戦略」、AI×エンジニアリングの融合で未来を築く 2025/02/06 千代田化工建設の大胆で緻密な「DX戦略」、AI×エンジニアリングの融合で未来を築く 日本の製造業、ものづくりの現場に、大きなインパクトを与えるDX。その恩恵はプラント建設にも及ぶ。中でも千代田化工建設は、90年代からデジタル化を推進し、課題解決と、付加価値の創出を両立してきた。その知見は、他のものづくり企業にも大いに参考となるだろう。そこで今回は、DX推進を通じて、新領域にも挑戦する千代田化工建設のAIデジタル活用について、同社CHRO兼CDOの熊谷 昌毅 氏に聞く。
記事 製造業界 東洋経済も実践する「あるAI活用術」が…製造業の「業務カイゼン」に相性抜群の理由 東洋経済も実践する「あるAI活用術」が…製造業の「業務カイゼン」に相性抜群の理由 2025/01/21 製造業におけるDXの大きな課題の1つは、紙の設計書や資料の活用だ。各部門に散在する紙の情報は一元管理が難しく、なかなか活用も進まない状況がある。それだけでなく、専門文書を数多く扱う製造業は、この専門文書の作成に膨大な時間をとられている。最近では、こうした紙を使う業務を効率化するために、AIや生成AIが組み込まれたソリューションを導入する企業が増えているが、あまり成果に結びついてはいないようだ。製造業の現場課題を解決するには、何をどうすれば良いのだろうか。
記事 製造業界 カシオ「G-SHOCK」フルメタルモデルの誕生秘話、CAEで実現の「可視化」とは カシオ「G-SHOCK」フルメタルモデルの誕生秘話、CAEで実現の「可視化」とは 2025/01/20 多様なデジタルツールが登場し日進月歩で進化する昨今、製造業の設計・開発プロセスは大きな転換期を迎えている。その一例として、CAE(Computer Aided Engineering)が挙げられるが、同技術を活用して目覚ましい成果を挙げているのが、カシオ計算機だ。同社はCAE活用を推進する組織を社内に設置し、腕時計「G-SHOCK」開発などでCAE導入を進めている。同社は具体的にどうCAEを活用しているのか。詳しい取り組み事例や教育体制などについて解説する。
記事 製造業界 なぜ、最近の中国製造業は強い?フォックスコン・三一重工ら“成功者”が生まれる秘密 なぜ、最近の中国製造業は強い?フォックスコン・三一重工ら“成功者”が生まれる秘密 2025/01/14 14 中国では、2015年3月の全国人民代表大会(全人代)で新たな方針として掲げられた「中国製造2025」において、2025年までに製造強国の仲間入りを目指すことが示され、それ以降、製造業におけるスマートマニュファクチャリングの実現・強化に向けた取り組みが進んできました。そして、これら取り組みにより、近年多くの製造業の工場が、世界経済フォーラム(WEF)が認定するライトハウス(参考にすべき優れた工場)に選出されています。製造強国を目指す中国では、今何が起きているのでしょうか。
記事 ERP・基幹システム なぜイトーキはSAP ERP移行を「断念」した? 機能開発で起きた「本末転倒の大問題」 なぜイトーキはSAP ERP移行を「断念」した? 機能開発で起きた「本末転倒の大問題」 2024/11/27 なぜイトーキはSAP ERP移行を「断念」した? 機能開発で起きた「本末転倒の大問題」 1890年創業で130年超の歴史を持つ老舗企業のイトーキ。同社は20年以上使ってきたスクラッチ開発の基幹システムをSAP ERPに刷新するプロジェクトに取り組むが、途中で断念した経験を持つ。その後、ある別のシステムで再挑戦し、現在では徐々に成果を出し始めている。なぜ同社は断念という苦渋の決断をするに至ったのか、2023年10月よりプロジェクトを率いているキーパーソンに聞いた。
記事 PLM・PDM・MES・SCADA・QMS MES(製造実行システム)導入で失敗するのは…誰のせい? 課題が多い「RFPの作り方」 MES(製造実行システム)導入で失敗するのは…誰のせい? 課題が多い「RFPの作り方」 2024/11/27 21 日本のモノづくりの発展を促進する「エンジニアリング協会(ENAA)」では、スマート工場を実現するためのノウハウを研究する「スマート工場研究会」を設置しています。同研究会では、「次世代スマート工場の実現で、最も重要になるのが、MES(製造実行システム)/MOM(製造オペレーション管理システム)の導入」と考えています。それはなぜでしょうか。「国の主導」でも「海外の標準の翻訳」でもなく民間企業(内資・外資・スタートアップを含む)で働くMES技術者の有志からなる同研究会のプロジェクトを代表して、アビームコンサルティング 阿部洋平氏が、MES/MOM導入の重要性をはじめ、導入における課題、導入に役立つ“あるテンプレート”を解説します。
記事 製造業界 製造物責任法(PL法)とは?わかりやすく解説、「損害賠償金」支払った10社の事例紹介 製造物責任法(PL法)とは?わかりやすく解説、「損害賠償金」支払った10社の事例紹介 2024/11/19 13 製造物責任法(PL法)とは、製造業者が作った製品によって、誰かが生命・身体の危機にさらされたり経済的損害を被ることがあった場合に、その被害者が製造業者に対して損害賠償を求めることができる法律である。時々、企業の製品欠陥によりケガをしたり火災が発生したりといったニュースを目にすることがあるかもしれないが、このように製品欠陥が原因の事故が起きれば、製造業者である企業はPL法に基づき損害賠償金を被害者に支払うことになる。それでは、どんな製品がPL法の対象になるのか、製品の欠陥で損害賠償請求があったらどう対処すれば良いのか。本記事では、PL法をわかりやすく解説する。
記事 メタバース・VR・AR・MR・SR・xR メタのARグラス「Orion」がヤバすぎる。生成AI×メタバースで何が変わるのか? メタのARグラス「Orion」がヤバすぎる。生成AI×メタバースで何が変わるのか? 2024/11/11 22 この1年、メタは同社の大規模言語モデルLlama(ラマ)の開発に注力しており、メタバース関連の大きな動きは聞かれなかった。VRヘッドセット市場の低迷も相まって、メタバース構想は頓挫したかのように思われたが、AIとAR技術を融合した次世代スマートグラス「Orion」の登場により、同社のメタバース構想に対する見方は大きく変わりつつある。Orionとはどのようなプロダクトなのか、またメタバース構想でどのような位置づけとなるのか、その詳細を探ってみたい。
記事 製造業界 キーエンスの“圧倒的営業”を生む「数値化と仕組み化」とは? ついに明かされるその技法 キーエンスの“圧倒的営業”を生む「数値化と仕組み化」とは? ついに明かされるその技法 2024/11/08 営業力の強い国内企業の代表的な存在が、ファクトリー・オートメーション総合メーカーであるキーエンスだ。国内のみならず、海外でも高く評価されているキーエンスの営業力は、再現性が高いため、企業の経営戦略のお手本にもなっている。高い営業力の要因は、「数値化」と「仕組み化」だ。キーエンスへの勤務経験を持ち、現在はアスエネの共同創業者兼取締役COOである岩田圭弘氏が、この2つの要因を解説する。
記事 製造業界 日本抜く勢い? インドネシア「第4次産業革命」の凄い“現状”、10の国家優先課題とは 日本抜く勢い? インドネシア「第4次産業革命」の凄い“現状”、10の国家優先課題とは 2024/11/05 26 ASEAN(東南アジア諸国連合)最大の人口・国土を持つインドネシアは、2014年に発足した、ジョコ・ウィドド政権が「Making Indonesia 4.0」を掲げ、第4次産業革命の取り組みを進めてきました。今回は、2024年に10年ぶりの政権交代を迎えたインドネシアの第4次産業革命の取り組みなどを取り上げます。
記事 ガバナンス・内部統制・不正対策 IHI・日立造船・川崎重工業「改ざんだらけ」、エンジンの検査不正はなぜ起きるのか IHI・日立造船・川崎重工業「改ざんだらけ」、エンジンの検査不正はなぜ起きるのか 2024/10/25 27 国土交通省は、2024年9月30日に舶用エンジンのNOx放出量確認試験でなされた不正行為に関する報道発表をしました。IHI子会社(IHI原動機)が4月に、日立造船子会社(日立造船マリンエンジンおよびアイメックス)が7月にデータ改ざん事案を報告したのに続き、川崎重工業からも8月に燃料消費率等に関するデータ改ざんが行われていた旨の報告があったとしています。矢継ぎ早に起きた、この3社の不正行為について、9月までに開示された各社の調査報告書を分析し、学ぶべきリスク対応策を考えます。
記事 データ戦略 LIXIL「DX銘柄グランプリ」の舞台裏、CDOが語る「データ活用」でCX・EX爆上げの秘密 LIXIL「DX銘柄グランプリ」の舞台裏、CDOが語る「データ活用」でCX・EX爆上げの秘密 2024/09/17 LIXIL「DX銘柄グランプリ」の舞台裏、CDOが語る「データ活用」でCX・EX爆上げの秘密 LIXILは「DX銘柄2024」で、3年連続で選定されるとともに、「DXグランプリ企業」にも輝いた。今回のDXグランプリ選定では、LIXILがデジタル活用を通じてCX(顧客体験)とEX(従業員体験)をともに向上させた実績が高く評価された。その取り組みを支えたのがデータドリブン経営だ。今回、同社の執行役専務 Marketing・Digital 担当兼CDOの金澤 祐悟氏に、取り組み内容や成功の秘訣について話を聞いた。
記事 製造業界 600人調査で判明「DX担当者のガチ悩み」、頑張ってるけど…成果出にくい「ある領域」 600人調査で判明「DX担当者のガチ悩み」、頑張ってるけど…成果出にくい「ある領域」 2024/09/02 5 2024年8月、DX推進の支援・コンサルティングなどを通じて産業構造の変革を目指す企業「INDUSTRIAL-X」は「DX推進における課題と意向調査2024」の結果を発表しました。2020年から毎年実施されている本調査は、今年で5回目となります。今回の調査で明らかになった、日本企業のDX推進の課題は何だったのでしょうか、また調査を重ねる中で、日本企業にはどのような変化があったのでしょうか。
記事 設計・開発・生産準備 日本の製造現場は“崩壊”寸前…ベテランの一斉退職で迎える「人任せ」の悲惨な末路 日本の製造現場は“崩壊”寸前…ベテランの一斉退職で迎える「人任せ」の悲惨な末路 2024/08/30 4 日本の製造業は、このまま没落し続けるのか──。日本の製造業は今、「安い、早いは当たり前、高品質で他国ではできないもの」を作らなければ世界に勝てないという、高いハードルに直面している。その一方で、「現場任せ、人任せ」という悪しき風潮を変えられず、積み上げられたノウハウも属人化したまま。ある関係者はベテランが一斉に退職したとき、日本中で実務が止まるだろうと警鐘を鳴らす。各部門が連携せずに、それぞれで部分最適を追求し続ける日本の製造現場の実態を探るため、製造現場、および関係者を直撃した。
記事 製造業界 CBAM(炭素国境調整措置)とは?規制の「対象製品」、義務違反の「罰則」やさしく解説 CBAM(炭素国境調整措置)とは?規制の「対象製品」、義務違反の「罰則」やさしく解説 2024/08/27 1 CBAM(炭素国境調整措置)とは、EU(欧州連合)域外から輸入される一部産品に対して、温室効果ガス(GHG)の排出量に応じた関税が賦課される仕組みを指す。EUはこのCBAMを2026年1月から適用すると発表しており、自社への影響を懸念する企業は多いのではないだろうか。本記事では、そもそもCBAMとは何か、具体的にどのような産品に対して関税がかかるのか、いつごろからCBAMが適用されるのか解説したい。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 「空前の人手不足」米国の製造業で「Made in USA」がすでに本格化している根因 「空前の人手不足」米国の製造業で「Made in USA」がすでに本格化している根因 2024/07/19 2 米国の製造業界で、リショアリング(自国回帰)とニアショアリング(近隣諸国への生産移管)が広がっている。経済安全保障を理由に、中国からの輸入が大きく減少。次期米大統領として有力視されるドナルド・トランプ氏は、半導体製造の集積地である台湾を「彼らは米国の半導体ビジネスをすべて奪った」と名指しで批判しているが、実はバイデン政権下でもアジア諸国からの輸入は減少している。代わりに台頭しているのが、カナダやメキシコといった近隣諸国からの輸入と、人手不足のはずの米国での「Made in USA」の拡大だ。なぜこうした動きが進んでいるのか、理由を探ってみた。
記事 設計・開発・生産準備 ソニーグループが「技術戦略コミッティ設立」と「設計デジタル改革」を断行したワケ ソニーグループが「技術戦略コミッティ設立」と「設計デジタル改革」を断行したワケ 2024/06/28 ソニーグループが「技術戦略コミッティ設立」と「設計デジタル改革」を断行したワケ ゲーム、音楽、映画といったエンタテインメントやエンタテインメント・テクノロジー&サービス、半導体、金融まで、さまざまな分野で世界的に事業を展開するソニーグループ。同社はその価値の根底にある「技術」をより強固に支えるため、設計・開発領域のDXを推進した。メカエンジニアの生産性を約25%以上向上した次世代CADへの移行など、紆余曲折があった変革の詳細について、ソニー インキュベーションセンター XR技術開発部門 部門長 / ソニーグループ メカ戦略コミッティ 領域代表の天辰 誠也氏が明かした。