記事 ロボティクス 川崎重工が明かす「AI導入で陥りがちな3つの壁」、人材不足でも成果を出す段階的アプローチ 川崎重工が明かす「AI導入で陥りがちな3つの壁」、人材不足でも成果を出す段階的アプローチ 2026/06/18 製造業におけるDX推進は、戦略や基盤を整備しても思うように成果が出ないケースが少なくない。特にAI活用では、セキュリティへの不安や期待値とのギャップから、導入が進まない企業も多い。川崎重工業は、限られたデジタル人材の中で、どのようにしてAIを社内に浸透させ、業務改革につなげているのか。同社DX戦略本部の中野信一氏が、3段階のステップと定着化に向けた取り組みを語った。
記事 半導体 エヌビディア・アドバンテックら動向で大解剖「産業AIエージェント」最新図鑑 エヌビディア・アドバンテックら動向で大解剖「産業AIエージェント」最新図鑑 2026/06/17 6 産業用PCやエッジAIプラットフォームの分野で世界的な存在感を持つ台湾発のグローバル企業、Advantech(アドバンテック)は、2026年6月1日からパートナー向けイベント「World Partner Conference(WPC)」と、アジア最大級のICT見本市「COMPUTEX TAIPEI」(台湾・台北で毎年開催)を連動させた大規模イベントを開催しました。本記事では、アドバンテック CEOのKC・リウ(劉克振)氏をはじめ、エヌビディアやオムロンの登壇者による講演の内容に加え、日本法人であるアドバンテックの新社長・横見氏への単独インタビューの模様を、現地・台北を取材した筆者がお届けします。
記事 製造業界 「2026年版ものづくり白書」まとめ、“投資不足”が招いたヤバすぎる製造業の現実 「2026年版ものづくり白書」まとめ、“投資不足”が招いたヤバすぎる製造業の現実 2026/06/15 8 経済産業省、厚生労働省、文部科学省は2026年5月、ものづくり企業や技術の動向について毎年取りまとめている「2026年版ものづくり白書」を公開しました。ものづくり白書は、政府がものづくりの基盤技術の振興に向けて講じた施策に関する報告書であり、2001年に発刊されてから今回で26回目となります。250ページ超におよぶ「2026年版ものづくり白書」では「収益力・データ基盤・経済安全保障」の3点が例年以上に強調されており、本稿ではその核心を抽出して解説します。
記事 FA・産業機械・重電 三菱重工とPFN、社会インフラおよび防衛向け国産AIの共同開発で業務提携 三菱重工とPFN、社会インフラおよび防衛向け国産AIの共同開発で業務提携 2026/06/12 5 三菱重工業とPreferred Networks(PFN)は2026年6月2日、社会インフラや国家安全保障分野における機械・システムの自律化に向け、国産AI技術を共同開発する業務提携契約を締結したと発表した。両社は三菱重工のハードウェア技術とPFNのAI基盤を融合させ、重要インフラの強靭化を図る。2026年度内の資本業務提携への発展も視野に入れる。
記事 航空・宇宙・軍事ビジネス 日英伊の次期戦闘機共同開発にカナダがオブザーバー参加へ 日英伊の次期戦闘機共同開発にカナダがオブザーバー参加へ 2026/06/12 3 日本と英国およびイタリアが進める次期戦闘機の共同開発計画にカナダがオブザーバー国として参加する方向で調整が進んでいる。7月中旬に英国で開かれる3カ国の防衛相会談の場で正式に発表される見通しだ。
記事 製造業界 カルビー・LIXILが悲鳴…ナフサ不足は「騒ぎすぎ」なのか、裏に潜む“構造的問題” カルビー・LIXILが悲鳴…ナフサ不足は「騒ぎすぎ」なのか、裏に潜む“構造的問題” 2026/06/05 4 連日、社会を騒がせている「ナフサ不足」。カルビーのポテトチップスのパッケージが「モノクロ化」することが話題を呼ぶ一方で、政府は4カ月分の在庫を確保していると説明し、一部では「メディアやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の騒ぎすぎ」との声も上がる。だが、上述のカルビー例をはじめとする企業による苦慮の方策は、単純に「騒ぎすぎ」で片づけるには深刻だ。ナフサ不足の「現実」についてプレジデント元編集長の小倉健一氏が解説する。
記事 ロボティクス AIロボットがコンビニで働く時代…フィジカルAIはどこまで来た?尾形教授ら語る3つの壁 AIロボットがコンビニで働く時代…フィジカルAIはどこまで来た?尾形教授ら語る3つの壁 2026/05/20 フィジカルAIやロボティクスは、近年のAI産業において特に注目されている分野だ。だが、産業連携の難しさやデータ不足など、社会実装に向けた課題は依然として多い。こうした現状を踏まえ、日本でも産学連携による取り組みが動き始めている。AIロボット協会の理事長 尾形哲也氏、理事の牛久祥孝氏、佐野元紀氏が、製造業に詳しいものづくり太郎氏をモデレーターに、フィジカルAIの現在地と、社会実装に向けたリアルな課題、今後の展望について語り合った。
記事 生産・製造管理 工場から専用ハード消滅…? シーメンス・アウディら示す「バーチャルPLC」の凄い効果 工場から専用ハード消滅…? シーメンス・アウディら示す「バーチャルPLC」の凄い効果 2026/05/19 4 毎年ドイツで開催される世界最大級の産業展示会「Hannover Messe 2026(ハノーバーメッセ2026)」では、Schneider Electric、Siemens、SAP、AVEVA、Eplan、Rittalなどが、ソフトウェアデファインド化やAI、デジタルツインを軸に、“製造業の次の姿”を提示していました。PLCはなぜソフトウェア化されるのか。なぜAIは現場改善だけでなく、サプライチェーンや調達まで変え始めているのか。本記事では、現地取材を通じて見えてきた「産業のソフトウェア化」と「AIによる意思決定」の最前線を紹介します。
記事 スマートファクトリー・デジタル工場 CAD操作も消える…? Microsoft・AWS・シーメンスの「完全自律工場」の凄すぎる全貌 CAD操作も消える…? Microsoft・AWS・シーメンスの「完全自律工場」の凄すぎる全貌 2026/05/18 12 毎年、ドイツで開催される世界最大級の産業展示会「Hannover Messe 2026(ハノーバーメッセ2026)」は、“製造業の未来”を占う重要イベントです。今年は「Industrial AI」がキートピックスとして掲げられ、Microsoft、AWS、Siemens、Schneider Electric、Dassault Systemes、Beckhoff Automation、Tulip、Wandelbotsなどが、AIエージェントやフィジカルAI、自律型ロボット、デジタルツインを活用した“完全自律工場”のビジョンを披露しました。設計から生産、検査、保全、物流までをAIが横断的に最適化し、従来のMESや固定ロジック中心の工場アーキテクチャーを大きく変えようとする動きも加速しています。本記事では、現地取材を通じて見えてきた「Industrial AI」の最前線と、“自律工場(オートノマスファクトリー)”のリアルを紹介します。
記事 製造業界 【現地取材】脱・米国依存目指す?ハノーバーメッセ2026で見えた「EUのAI戦略」の全貌 【現地取材】脱・米国依存目指す?ハノーバーメッセ2026で見えた「EUのAI戦略」の全貌 2026/05/15 7 インダストリー4.0による産業革命を推進するドイツで毎年開催されている産業見本市「Hannover Messe 2026(ハノーバーメッセ2026)」が、2026年4月20日~4月24日にドイツのハノーバー国際見本市会場にて行われました。最近の製造業における重要キーワードでもある「インダストリー4.0」のコンセプトも、このハノーバーメッセで発表(2011年)されるなど、ハノーバーメッセはデジタル製造技術の進歩を確認する重要なイベントとなっています。今年も、ドイツ現地を訪れた筆者が重要だと考えるトピックについて紹介していきます。
記事 法規制・レギュレーション 取適法施行4カ月、下請け救済のはずが…6割が泣いた「価格交渉」が全然増えないワケ 取適法施行4カ月、下請け救済のはずが…6割が泣いた「価格交渉」が全然増えないワケ 2026/05/12 3 2026年1月に施行された取適法(中小受託取引適正化法)。コスト高騰が続く製造業において、価格交渉を後押しする法律として注目されましたが、施行から4カ月が経過した今、最新調査によって厳しい現実が浮き彫りになりました。その調査では、受注者の約6割が価格交渉の機会は「増えていない」と回答。一方、発注者側を見ても、管理負担が大幅に増加するという新たな課題が浮かび上がってきました。本稿では、最新の調査結果から見えてきた、日本企業の取引に潜む根深い問題について受注者・発注者双方の視点から解説します。
記事 製造業界 ソフトバンクCIOが明かす「国産AI」が必要な真の理由、 “日本独自の壁”を越える条件 ソフトバンクCIOが明かす「国産AI」が必要な真の理由、 “日本独自の壁”を越える条件 2026/04/20 「機密データを海外製AIに送っても大丈夫なのか」「AIが間違えたら誰が責任を取るのか」生成AIの導入が進む中、企業の間ではこうした運用や責任をめぐる課題が浮上している。この問題を根本から解決しようとしているのがソフトバンクだ。同社が進めているのは単なるAIツールの導入ではなく、日本独自のAIインフラづくりである。ソフトバンクはAIとどう向き合い、日本のビジネス基盤をどう作り替えようとしているのか。
記事 製造業界 日本とEUの防衛産業協力、ブリュッセルで初会合、ドローンAI活用で連携へ 日本とEUの防衛産業協力、ブリュッセルで初会合、ドローンAI活用で連携へ 2026/04/18 5 日本と欧州連合(EU)は17日、ベルギーのブリュッセルで防衛産業の協力強化に向けた「防衛産業対話」の初会合を開催した。ドローンや人工知能(AI)などの軍民両用(デュアルユース)技術における連携や、防衛装備品のサプライチェーン(供給網)強化を柱とする。地政学的リスクが高まるなか、日欧間で強固な防衛産業基盤を構築する。
記事 新製品開発 花王アタックを生んだ頭脳を「AIで再現」…凡人でも“天才”になれる「神プロンプト」 花王アタックを生んだ頭脳を「AIで再現」…凡人でも“天才”になれる「神プロンプト」 2026/04/17 9 画期的な技術やヒット商品を生み出し、大きな収益をもたらしてきたイノベーターは、何を考えているのでしょうか。その思考をひも解くと、単なる発想力ではなく、「解くべき課題の設定」に決定的な特徴があることが見えてきます。今回は、花王で「アタック」「ヘルシア緑茶」などを生み出した元CTO・村田守康氏への過去インタビューを基に、危機感を起点に、なぜそれが打開できないのかという疑問や矛盾を整理し、その中からイノベーション実現課題を見つけ出していく思考プロセスを抽出しました。本稿では、それを再現可能な形のプロンプトとして紹介します。
記事 AI・生成AI 個人活用は進むAI…なぜ組織には根付かない?“製造業”に蔓延する「隠れた壁」とは 個人活用は進むAI…なぜ組織には根付かない?“製造業”に蔓延する「隠れた壁」とは 2026/03/30 製造業においてAI活用への期待が高まる一方、多くの現場ではその導入と定着に課題を抱えている。従業員が個人でAIツールを試す動きは広がっているものの、それが組織全体の生産性向上に結びついていないのが実情だ。部門間の連携が取れず、データの真価を発揮できないままでは、競争力の低下は避けられない。組織全体でAIを使いこなし、真の競争力を生み出すためには、今、何が必要なのだろうか。
記事 IT戦略・IT投資・DX 横浜ゴムがたどり着いた“自動化しないAI活用”、仕様検討時間「50%短縮」実現のワケ 横浜ゴムがたどり着いた“自動化しないAI活用”、仕様検討時間「50%短縮」実現のワケ 2026/03/25 多くの企業が「いかに業務をAIに丸投げするか」「いかに完全自動化するか」に躍起になる中、まるで逆行するかのようなアプローチで成果を上げている企業がある。横浜ゴムだ。同社はAIに「正解」を求めない。さらには、設計開発の要所においても「あえて自動化しない」という選択をしている。それなのに確実に「成果」が出ているという。本稿では、横浜ゴムのユニークなAI活用術を明らかにする。
記事 白物家電・調理・空調機器 パナやシャープの牙城に異変…なぜ象印は電子レンジに再参入?「17年ぶり」逆襲の真相 パナやシャープの牙城に異変…なぜ象印は電子レンジに再参入?「17年ぶり」逆襲の真相 2026/03/23 6 パナソニックやシャープ、東芝など強豪ひしめく電子レンジ業界に、新たなプレーヤーが登場した。それが2005年の生産終了以来約17年ぶりとなる2022年に「EVERINO(エブリノ)」シリーズで再参入を果たした象印マホービンだ。独自の機能を武器に、再参入直後から大きな存在感を示している。他社にはないユニークな機能を満載した狙いや経緯などについて開発者に取材すると、同社の“覚悟”が見えてきた。
記事 AI・生成AI 凡人が“天才脳”を獲得できる「神プロンプト」、旭化成・安川・積水の「成功法」再現 凡人が“天才脳”を獲得できる「神プロンプト」、旭化成・安川・積水の「成功法」再現 2026/03/03 19 生成AIの登場によって、社内外のイノベーターが励行する「成功の方法」を再現できるようになりました。プロンプトを工夫すれば、思考・行動の水準をイノベーターレベルに高めることができるのです。そこで今回は、数多くのイノベーターを取材し、その思考の本質を探究してきた筆者が、日本を代表する3名──旭化成で電子コンパスを開発した山下 昌哉氏、積水化学工業でCTOを務めた上ノ山 智史氏、安川電機 会長の小笠原 浩氏──の実践知をひも解きます。彼らの「成功の法則」を抽出し、生成AIで再現できるプロンプトとして公開します。
記事 白物家電・調理・空調機器 パナやシャープも震える…ダイソンと「掃除機王者」争うシャークが大逆転した“真因” パナやシャープも震える…ダイソンと「掃除機王者」争うシャークが大逆転した“真因” 2026/02/03 16 家電は企業の戦略思想が最も透けて見えるプロダクトではないだろうか。IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志氏が、家電を切り口にメーカーの戦略を読み解く新連載。第1回は、日本の掃除機市場をざわつかせている米国企業シャークニンジャだ。後発で参入しながら、それまで圧倒的王者だったダイソンとシェア1位を争う同社の注目すべき点は、その成功が「高性能」や「価格競争」によるものではないことだ。シャークニンジャは何を選び、何を捨てたのか。同社の担当者に話を聞くと、その戦略が見えてきた。
記事 CRM・SFA・コールセンター 製造業に求められる「顧客中心」の考え方、変革に必要なCRM徹底活用ガイドとは 製造業に求められる「顧客中心」の考え方、変革に必要なCRM徹底活用ガイドとは 2026/01/29 これまで日本の製造業は、品質重視・コスト削減・納期遵守といった強みを武器に世界の競争を勝ち抜いてきた。しかし、グローバル化の進展と市場の多様化により、従来の大量生産、効率化重視モデルでは対応できない場面も増えている。ここでは、こうした課題解決に不可欠な「顧客中心」の視点と、それを実現する「CRM(顧客関係管理)」の活用について解説する。
記事 製造業界 「2025年の崖」は終わっていない…製造業に残された「三大課題」と今やるべきこと 「2025年の崖」は終わっていない…製造業に残された「三大課題」と今やるべきこと 2026/01/14 メディアや業界で大きく騒がれた「2025年の崖」。しかし、日本の製造業を取り巻く環境が劇的に改善したわけではない。経済産業省の「DXレポート」で指摘された課題の多くは、今なお現場に重くのしかかっている。製造業が次の成長ステージへ進むために、今改めて向き合うべき課題と打ち手を整理する。
記事 データ戦略 「もはや急務」の製造業DX、データドリブン実現に必須「3つのフェーズ」を徹底解説 「もはや急務」の製造業DX、データドリブン実現に必須「3つのフェーズ」を徹底解説 2026/01/13 人手不足や技術継承など、多くの課題を抱える製造業において、DXの推進はもはや不可欠だ。その一環として、積極的なデータ活用が求められているが、成果にうまく結びつかないケースも多い。製造業の企業が「真のデータドリブン組織」に生まれ変わるにはどんなアプローチが有効なのだろうか。カギとなる「3つのフェーズ」について解説する。
記事 政府・官公庁・学校教育 決算好調「花王」の凄すぎる開発力の根源、「地味に見える」微生物学を超重視するワケ 決算好調「花王」の凄すぎる開発力の根源、「地味に見える」微生物学を超重視するワケ 2025/12/24 8 洗浄力の高いアタック、肌に優しいビオレなど、花王の商品力・開発力は特筆すべきものがある。2025年1~9月期の決算も、売上高4%増、営業利益14%増と好調だ。これらを支えている1つが、長期的視点で物質や現象の仕組みを探る「基盤技術研究」である。昨今は一般的に短期利益志向からこうした研究は軽視されがちだが、花王は新たな発想や気づきを求め、アカデミアとの連携を積極的に図っている。その1つが、ノーベル生理学・医学賞受賞者の大隅 良典氏が立ち上げた「微生物機能探究コンソーシアム(以下、微生物コンソーシアム)」への参加だ。具体的にどのような取り組みなのか。花王 研究開発部門 バイオ・マテリアルサイエンス研究所 所長の瀧村 靖氏に話を聞いた。
記事 政府・官公庁・学校教育 【独占】大手13社と学者100人が集う「謎組織」の正体、当事者2人に聞く微生物学の逆襲 【独占】大手13社と学者100人が集う「謎組織」の正体、当事者2人に聞く微生物学の逆襲 2025/12/17 6 日本の基礎科学は本当に大丈夫なのか……。そうした危機を打破しようと、ノーベル生理学・医学賞受賞者の大隅 良典氏は「微生物機能探究コンソーシアム(以下、微生物コンソーシアム)」を立ち上げた。大手企業13社と科学者100人超が集う場で、徐々に注目を集め始めている。中には、このネットワークを活用して光合成研究を進めたところ、3億円規模の国家プロジェクトに採択された事例もある。この動きが日本の科学界にどんな化学反応を起こすのか。今回、キーパーソンの東京科学大学 教授 田中 寛氏と東京都立大学 准教授 成川 礼氏に、設立の経緯から活動の成果、今後の展望などについて話を聞いた。
記事 AI・生成AI ものづくり現場が想像以上に激変「生成AI×ERP」、大注目の「6つの活用事例」も解説 ものづくり現場が想像以上に激変「生成AI×ERP」、大注目の「6つの活用事例」も解説 2025/12/11 製造現場では長らく、熟練者の勘と経験がものづくりを支えるカギだった。しかし生成AIが登場した現在、ERPに生成AIを組み込むことで、想像を超えるほどの効率化・最適化を実現し始めている。たとえば欠品検出の作業では人間の72倍の速度にも達した例があるという。課題が山積する日本のものづくりにとって、大きな期待を持てる技術だと言えよう。そこで本稿では、製造業におけるERPと生成AIの組み合わせによる活用方法や効果などについて、具体的な事例とともに解説する。
記事 製造業界 ロート製薬、マルチAIエージェントでサプライチェーン最適化へ ロート製薬、マルチAIエージェントでサプライチェーン最適化へ 2025/12/10 出典:ビジネス+IT 2 ロート製薬は、富士通が開発した「マルチAIエージェント連携」技術と東京科学大学との共同研究成果であるサイバーフィジカルシステム(CPS)を活用し、サプライチェーン全体の効率化および業務負荷軽減を目的とする実証実験を2026年から開始する。仮想検証では輸送コストを最大30%削減できる可能性を確認している。
記事 政府・官公庁・学校教育 2050年「がん超え死因」阻止へ…サントリーが本気で進める「基礎科学」支援の舞台裏 2050年「がん超え死因」阻止へ…サントリーが本気で進める「基礎科学」支援の舞台裏 2025/12/10 4 「静かなパンデミック」と呼ばれる、多くの抗生物質に耐性を持つ多剤耐性菌問題が世界で大きな懸念事項となっている。この解決に向けて、実は日本の企業連合が基礎科学の支援に注力しているのだ。彼らは、目先の利益だけにとらわれず、長期的な視点で基礎科学への支援に取り組む。今回はその中から代表して、サントリーの基盤研究を担うサントリーグローバルイノベーションセンター 代表取締役社長の安東 範之氏に話を聞いた。
記事 製造業界 なぜ日本のDXは“止まる”のか…「努力しても成果が出ない」3つの構造的問題 なぜ日本のDXは“止まる”のか…「努力しても成果が出ない」3つの構造的問題 2025/12/09 日本の製造業は今、岐路に立たされている。人口減少と人材不足が進む中、DXに挑む企業は8割を超えるものの、成果については欧米に大きく後れを取っているのが現実だ。レガシーシステム、分断されたデータ、DX人材の不足──努力しても成果が出ない“構造的な壁”が存在する。では、どうすればこの停滞を打破できるのか? そのヒントは、実際に成果を上げた企業の取り組みに隠されている。
記事 政府・官公庁・学校教育 薬が効かない…がん・コロナ超え「多剤耐性菌」問題、東大・野尻教授が挑む解決への道 薬が効かない…がん・コロナ超え「多剤耐性菌」問題、東大・野尻教授が挑む解決への道 2025/12/03 7 かつては、風邪をひいて病院に行ったら抗生物質を処方されていた。しかし、安易な抗生物質の使用によって、薬剤耐性を持つ「多剤耐性菌」が世界に広がっている。2050年にはがんを超えて死因トップ、死亡者数は世界で1000万人に上ると予想。コロナを上回る静かなパンデミックだ。だが日本では、この問題に関する報道がほとんどされていない。そうした中、東京大学 教授の野尻 秀昭氏は、ノーベル生理学・医学賞受賞者の大隅 良典氏が立ち上げた大隅基礎科学創成財団と、大手企業5社の支援を得ながら、この問題の解決に挑んでいる。そこで今回、野尻氏に、多剤耐性菌とは何か、また解決に向けた取り組みについて話を聞いた。
記事 政府・官公庁・学校教育 【単独】ビール大手がなぜミルク…? アサヒが「基礎科学者5人」と異色協業のワケ 【単独】ビール大手がなぜミルク…? アサヒが「基礎科学者5人」と異色協業のワケ 2025/11/26 4 「知りたい」と「役に立ちたい」──まさに水と油のような基礎科学者と企業研究者が手を取り合い、共同での研究が進められている。アサヒグループの独立研究子会社アサヒクオリティーアンドイノベーションズもそのうちの1社だ。同社は、2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅 良典氏が理事長を務める大隅基礎科学創成財団を通じて、生物学の基礎科学者5名との協業に踏み切っている。その狙いと経緯、成果について、同社 代表取締役社長 永富 康司氏に話を聞いた。