• 2006/06/29 掲載

ISIDとジャストシステム、製造業向け設計品質向上ソリューションで協業

【M&A/提携】設計知識による不具合未然防止と開発力強化を推進

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電通国際情報サービスとジャストシステムは、製造業の開発力向上を目指した取り組みとして、構造化知識理論(SSM理論)に基づく設計品質向上ソリューションの販売・サポートで協業すると発表した。

 具体的には、ISIDが製造業向けにジャストシステムの不具合未然防止設計支援システム「Alize(アライズ)」の提案活動を行い、あわせて設計知識の構築コンサルティング、サポート体制を強化、設計品質向上へ向けたソリューションの提供を両社で推進していくという。さらに今後、「Alize」とISIDが提供する各種システム・ソリューションとの連携を目指していく予定だという。

 製造業では、開発期間短縮の要請や製品の高度化・複雑化・多機能化により、設計者の負担が増している。一方、製品には従来のPQCDに加え、安全性、環境性へのより一層の配慮が求められている。さらに、2007年以降、熟練技術者の大量退職が迫るなか、数多くの経験やノウハウを持つ、この世代の知識の有形化が企業にとって急務となっている。

 これら製造業各社が抱える問題に対し、ジャストシステムの「Alize」は、設計知識データベースを活用し、予測解析による不具合未然防止の仕組みを提供する。設計部門や品質管理部門に蓄積されている不具合報告書や、設計ノウハウ集などから、SSM理論により不具合発生のメカニズムを分析・整理した知識データベースを構築する。この知識データベースから設計対象製品にまつわる関連情報を必要十分な形で検索できるようにすることにより、設計段階において、不具合発生の可能性に関する知見に基づいた早期対策を促し、品質の高い製品の作りこみを可能にする。

 今回の協業では、製造業の開発力強化支援で数多くの実績とノウハウを持つISIDが、設計知識データベースの構築を推進する「Alize」をサポートすることで、製造業各社が直面している設計品質向上といった課題の克服を支援すると同時に、ユーザー企業に最適な運用方法を提案する。また、ISIDは今後、ユーザー企業からの要望を反映しながら、「Alize」とISIDが提供するPDM等の製品開発向け基盤システムとの連携機能の開発や、設計知識データベース構築コンサルティングサービスの充実をはかっていくという。

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