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- 2024/08/23 掲載
オールジャパンで挑む宇宙ビジネス、3,000億円「宇宙戦略基金」の使い道とは?
オールジャパンで挑む宇宙ビジネスの動向、国内外の宇宙産業
宇宙産業の市場は大きな成長が見込まれている。 少し古いが宇宙産業に関する調査で知られるBryce Techの「2022 Global Space Economy at a Glance」によると、世界の宇宙産業の規模は約54兆円規模(1ドル140円計算)で、全体の約4分の1が政府予算、約4分の3が民間衛星・打ち上げ関連という。モルガン・スタンレーによると、世界の宇宙産業の市場規模は、2040年までに1兆ドル規模になると予測しており、今後さらなる市場拡大が見込まれる。
宇宙産業の市場成長は、宇宙関連技術の民間開放により宇宙開発の中心が官主導から、SpaceXなどの民間企業にシフトしつつあることが背景にあるのだ。
日本国内に目を向けると、日本の宇宙開発は、長年、大手重工・電機メーカーを中心に進められてきたが、近年、大学などから約100社の宇宙ベンチャーが勃興している。日本の政府はもちろん、関連する団体をみると、オールジャパンで取り組んでいることがわかる。
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