フジッコは今回の新生産管理システムにより、生産管理業務の効率化・データ精度の向上、トレーサビリティ基盤の強化、「見える化」による意思決定の迅速化を目指す。

　またフジッコでは、今後は国内の全工場に対して同システムを構築していくとともに、購買や販売に関わる基幹業務のプロセス改革と新システムの導入を進め、全社レベルでの経営改革を加速させていくとしている。

　このプロジェクトを担当したアビーム コンサルティング 製造・流通統括事業部 プリンシパル 安井正樹氏は、昨今食品メーカーの不祥事が多発している中、「今回の新生産管理システムは、消費者の信頼を高めるためのフジッコの取組みを根幹で支えるシステムになります」と同システムが、消費者の信頼を得る仕組みの強化につながると語った。