• 2025/04/23 掲載

野村HD、リーマン・ブラザーズ以来「過去最大」の買収

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野村ホールディングスは、オーストラリアの金融大手マッコーリー・グループと同社の米国および欧州の資産運用事業を18億ドル(約2,584億円)で買収することで合意したと発表した。この取引により、野村HDは世界での資産運用ビジネスを一段と加速する。
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野村ホールディングスが大型買収を発表した
(Photo/Shutterstock.com)
 野村ホールディングスは4月22日、オーストラリアのマッコーリー・グループから米国および欧州のパブリック・アセットマネジメント事業を18億ドル(約2,584億円)で買収することで合意したと発表した。この買収は、野村にとって2008年のリーマン・ブラザーズのアジア・欧州事業買収以来、最大規模となる。

 買収対象となる事業は、約1,800億ドルの運用資産を持ち、株式、債券、マルチアセット戦略を提供している。この取引により、野村のインベストメント・マネジメント部門のAUM(運用資産残高)は約5,900億ドルから約7,700億ドルに増加し、同部門の収益の約60%が日本国外からのものとなる見込み。

 マッコーリー・グループは今回の売却により、インフラ、不動産、プライベート・エクイティなどの高収益なプライベート市場に注力する戦略を強化する。同社のアセットマネジメント部門の利益率は35%であるのに対し、売却対象のパブリック・アセットマネジメント事業の利益率は15%未満だった。

 この取引は、アクティブ運用からパッシブ運用への資金シフトや手数料圧力など、資産運用業界の構造変化を反映している。野村は、今回の買収を通じて、安定的な手数料収入を得る資産運用ビジネスの強化を図るとともに、グローバルな顧客基盤の拡大を目指している。

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