• 2025/08/27 掲載

また乗り遅れるのか? 世界の9割が「AI PCに期待」の一方、日本がここまで慎重な理由

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インテルは世界23の国と地域を対象に、次世代のPCであるAI PCの活用と意識を調べたグローバル調査を実施した。AIが生産性やセキュリティを左右する存在になりつつある中、日本企業の現場ではAI PCがどのように理解され、どんな壁に直面しているのか。世界との比較から、日本特有の課題が浮き彫りになった。
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日本と世界の違いとは
AI PCの理解度(左)、AI PC導入検討状況(右)

世界と日本で異なるAI PCの理解度

 AI PCとは、AI処理に特化したプロセッサーである「NPU(ニューラルプロセッシングユニット)」を搭載したパソコンのことで、従来機より高速かつ安全にAIを活用できるのが特徴だ。

 調査によると、AI PCを理解していると答えた割合は世界全体で85%に上った一方、日本は52%にとどまり、34ポイントの差があった。導入を「進めている」または「計画している」とした割合も、世界平均87%に対して日本は65%にとどまり、22ポイント差となった。

 日本企業がAI PCの導入をためらう背景にはコストがある。自社導入の障壁として「初期コスト」「運用コスト」を挙げた割合はいずれも44%と最も高かった。加えて「セキュリティ上の懸念」も37%と無視できない水準で、特に「データ漏洩」を懸念する割合は68%と、世界の49%を大きく上回った。

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【世界と日本の比較を視覚的にチェック】
AI PC導入における障壁

  一方で、AI PC導入時に「従来のPCより追加で支払える」と回答した割合は77%にのぼり、導入意欲の高さもうかがえた。

 世界の回答者の90%は「AI PCは生産性を向上させる」と考えているのに対し、日本では70%にとどまった。また、従業員の定着や新規獲得、イノベーション創出などの効果でも、日本は世界平均を17~25ポイント下回る結果となった。

 インテルによると、AI PCがもたらす潜在的な効果をどう組織全体で理解し、導入につなげるかが、日本企業にとって大きな課題といえるという。

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