• 2025/09/08 掲載

【ガートナー解説】生成AI活用「しくじり10選」、回避のための「投資と教育」とは

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
3
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
企業の生成AI活用が進む中で、ガートナーは生成AI活用プロジェクトの半数が失敗するだろうと驚きの予測をしている。しかしその一方で、生成AI活用のプロジェクトに成功し、大きな成果を挙げている企業が存在するのも事実だ。失敗のよくある原因「10選」と、失敗を軽減してAI活用を全社的に拡大するためのベストプラクティスを、ガートナーの桂島 航氏が紹介する。
執筆:畑邊 康浩
photo
生成AI活用における「しくじり10選」とは
(出典:ガートナー(2025年5月))

生成AIプロジェクト「半分は失敗」の現実

 生成AIの普及に伴い、ビジネスの現場においても生成AI活用へ取り組む企業が増えてきている。しかしその一方で、AI活用を効果的に利益に結び付けることに苦戦する企業も多いようだ。

 ガートナーが2024年に日本企業のCIOを対象に実施した調査によると、67%が「生成AIのプロジェクトのROI(投資利益率)が期待外れである」と回答していることからも、その傾向は伺える。ガートナーは、「2025年末までに、少なくとも50%の生成AIプロジェクトが、データ品質の低さ、不適切なリスク・コントロール、コストの増大、ビジネス価値の不明確さなどの理由で、PoC後に放棄される」とも予測しており、企業がAI活用にとん挫するケースも少なくない。

 こうした状況について、「リスクを取らないこともまたリスクであり、その方が大きなリスクになる」と指摘するのは、ガートナーのバイス プレジデント, アナリストの桂島 航氏だ。

photo
ガートナー
バイス プレジデント
アナリスト桂島 航氏

 桂島氏は、50%の生成AIプロジェクトは成功すると予想され、その50%に入ればとてつもないインパクトを生み出す可能性があると話す。

 では、その50%に入るためには、何が必要なのだろうか。ここからは、生成AIプロジェクトが失敗する理由のトップ10を桂島氏が紹介し、失敗確率を下げるためのベストプラクティスを解説していく。 【次ページ】生成AI活用しくじりの「理由10選」を大解説
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます

AI・生成AIの関連コンテンツ

あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます