- 2026/01/04 掲載
xAI、Grok BusinessとGrok Enterpriseを発表も、Xでの倫理面・著作権対応が急務に
SNS「X」上での投稿画像の編集機能に批判殺到、著作権・コンプライアンス対応が大きな課題に
Grok Enterpriseは大規模組織向けに設計された上位プランで、Businessの機能に加えて カスタムシングルサインオン(SSO)やディレクトリ同期(SCIM)、高度な監査・セキュリティ制御 などの専用機能を提供し、より広範な管理性と運用制御を可能としている。また、一部報道では Enterprise Vault と呼ばれる専用データプレーンや顧客管理の暗号鍵(CMEK)によるデータ隔離オプションも紹介されており、規制産業や高いデータ保護要件を持つ企業の需要に対応する構成となっている。
一方でGrokは、SNS「X」上での画像生成・編集機能が著作権・倫理面で大きな批判を浴びており、企業が受け入れる上ではこれらの課題への対処が不可欠との指摘が出ている。
SNSプラットフォーム「X(旧Twitter)」上では、Grokの画像生成・編集機能が一部アカウントで同プラットフォームに投稿された画像に対して “1クリック” でAIによる生成・加工オプションを表示する仕様 として提供され、これがユーザーやクリエイターから強い懸念を招いている。
この機能は、投稿者本人の画像だけでなく 他人が投稿した画像でも同様にAI編集メニューが表示され、第三者による加工が可能になる仕様であり、そのこと自体が著作権や創作物の取り扱い、無断編集による悪用リスクへの批判の対象となっている。クリエイターの中には自身の投稿を一時的に削除する動きが見られ、著作権や意図しない内容改変が問題視されている。フランスやインドなど、複数の政府機関がプラットフォーム運営者に対応を求める動きもでている。
企業向けサービスとしてのGrok BusinessおよびGrok Enterpriseが広く受け入れられるためには、こうしたSNS統合機能で浮き彫りになった著作権、プライバシー、コンプライアンス関連の懸念に対する明確な技術的・制度的対策を講じることが不可欠 と多くの専門家や企業関係者が指摘している。
特に、企業が自社データや外部データをAIに安全・合法に利用させるためには、データ所有権と生成物に関するガイドライン、法令順守の仕組み、および悪用防止の強化が重要になるとみられる。
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