- 会員限定
- 2026/02/10 掲載
1度は伸び悩んだ3COINS…なぜ今、急拡大? 売上爆増を実現した“ある路線変更”とは
経済、不動産分野のライター。小売・飲食を中心とした企業分析記事や、都市開発、不動産市況に関する記事を手がける。理系の会社員だったが、ライター業に専念するため独立した。趣味で簿記・ファイナンシャルプランナーの資格を取得する。
成長が続くも2018年ごろに停滞
3COINSは、CIAOPANICやrusset、BIRTHDAY BARなどを展開するパルグループHDが運営している。同社は1994年に初の雑貨業態として300円ショップの「3COINS」を出店。キッチン雑貨やアクセサリー類をそろえた。当初はメーカー・問屋などから商品を買い付け、方向性も定まっていなかったが、オリジナル商品を開発してテーマカラーを黄緑色に統一。2000年代から店舗数を拡大した。2013~2014年ごろに100店舗を突破し、知名度を高めていく。
しかし2018年以降、3COINSの店舗数は200前後で頭打ちとなり、同事業の売上高も約250億円にとどまった。当時の3COINSはピンク・水色などカラフルな雑貨を前面に出し、キャラクターとのコラボグッズを販売するなど、女性受けを狙ったような商品が中心だった。本部も20代女性の来店を想定していた。
ヴィレッジヴァンガードが約400店舗で頭打ちとなったように、必需性の低い雑貨類の需要は限られている。当時の3COINSも目的買いではなく、衝動買いを狙ったような店舗であり、それ以上の需要を開拓できなかったと考えられる。 【次ページ】功を奏した路線変更、重視したある要素
流通・小売業界のおすすめコンテンツ
PR
PR
PR