- 2026/03/12 掲載
AIリスクの研究機関「Anthropic Institute」設立
AIがもたらす社会的・経済的課題を専門に研究する新組組織
Anthropic Instituteのリーダーには、同社の共同創設者で新たに公益担当責任者に就任したジャック・クラーク氏が就く。初期メンバーには、Google DeepMindの元リサーチディレクターであるマット・ボトヴィニック氏、バージニア大学の経済学教授アントン・コリネク氏、元OpenAIのゾーイ・ヒッツィグ氏など、機械学習、経済学、社会科学の専門家約30人が名を連ねている。同組織は、AIの限界を検証するフロンティアレッドチーム、実社会での影響を研究する社会インパクトチーム、雇用への影響を追跡する経済研究チームの3部門を統合拡大したものである。
新機関の目的は、AI開発者が持つ内部情報を活用し、強力なAIが経済や雇用をどのように変革するか、あるいはどのような脅威を生むかといった課題に対し、透明性のある知見を提供することにある。同社は、今後2年間でAIの劇的な進歩が予測されるなか、AIが自己改善を始めた際の管理手法や、法制度との相互作用を深く理解する必要があると主張している。
一方、Anthropicが政府市場から排除される動きとは対照的に、競合のOpenAIは国防総省の機密ネットワークにAIモデルを導入する契約を締結した。OpenAIは独自の安全対策を維持しつつ、モデル提供をクラウド環境に限定することで合意に至っている。こうした状況下でAnthropicは、サプライチェーンリスク指定の法的権限を巡り法廷で争う姿勢を示すとともに、今春にはワシントンD.C.に最初のオフィスを開設し、AIガバナンス形成に向けた公共政策部門をさらに拡大する方針だ。
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