• 2026/03/21 掲載

Cursor、コーディング特化型の次世代AIモデル「Composer 2」を提供開始

複数ステップの複雑なソフトウェア開発タスクの処理能力を向上

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AIコーディングプラットフォームを提供するCursorは2026年3月19日、自社開発のコーディング特化型AIモデル「Composer 2」をリリースした。従来モデルと比較して大幅な価格引き下げを実現するとともに、複数ステップにわたる複雑なソフトウェア開発タスクの処理能力を向上させている。
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(図版:ビジネス+IT)
  米Cursorは2026年3月19日、自社のAIコーディング環境に統合された新たな専用モデル「Composer 2」の提供を開始した。本モデルは汎用的な大規模言語モデルとは異なり、コーディング関連のデータのみを用いてトレーニングされているのが特徴である。
 
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【図版入り記事はこちら】Cursorが自律型コーディングツール「Composor2」発表(図版:ビジネス+IT)

 同社研究チームを率いるAman Sanger氏は、同モデルが税金計算や詩の作成といった一般的なタスクには対応しないと明言しており、ソフトウェア開発に特化することで高い性能と低コストの両立を図っている。

 今回リリースされたComposer 2は、価格設定において従来モデルから大幅な引き下げが行われた。標準モデルの利用料金は入力100万トークンあたり0.50ドル、出力100万トークンあたり2.50ドルに設定されている。

 また、より処理速度の高い高速モデルもデフォルトオプションとして同時に提供され、こちらは入力1.50ドル、出力7.50ドルとなっている。前バージョンであるComposer 1.5の価格が入力3.50ドル、出力17.50ドルであったことと比較すると、開発者にとって運用コストの大幅な削減となる。

 性能面において、Composer 2は継続事前学習と強化学習を採用しており、コードベースのナビゲーションやファイル編集、ターミナル操作を繰り返して解決策を導き出すような長期的なコーディングタスクの実行能力が強化されている。

 Cursorが公表したベンチマーク結果によると、Terminal-Bench 2.0で61.7、SWE-bench Multilingualで73.7を記録し、旧モデルのスコアを明確に上回った。一部のベンチマークにおいてOpenAIが提供するGPT-5.4などの汎用トップモデルのスコアには及ばないものの、Cursor側は純粋なスコアよりも自社のエージェントワークフローやツール群との緊密な統合によって得られる実務上の利便性を強調している。

 この新モデルの投入により、AIを活用した開発ツールの市場において、AnthropicやOpenAIといった汎用モデルを提供する企業との競争がさらに激化する見通しである。Cursorは、外部の言語モデルへの依存度を低減させ、独自の統合環境と内部ツールを強化することで、開発者に対する自社プラットフォームの優位性確保を目指している。

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