• 2026/05/13 掲載

ソフトバンク グループ、国内企業初の純利益5兆円超え OpenAIへの投資寄与

米OpenAIへの投資が利益押し上げ

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ソフトバンクグループが13日に発表した2026年3月期決算は、純利益が5兆220億円となり、日本企業として初めて5兆円を突破した。米OpenAIを中心とする生成AI関連企業への投資による公正価値の上昇が利益を大きく押し上げ、国内企業の過去最高益を更新した。
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(定時株主総会で説明をする孫正義氏<2025年6月27日開催>)
 ソフトバンクグループが2026年5月13日に発表した2026年3月期の連結決算は、親会社の所有者に帰属する当期純利益が5兆220億円に達した。前年度から約4.3倍の増益となり、これまで国内企業の最高益であったトヨタ自動車が2024年3月期に記録した純利益約4.9兆円を上回った。これにより、日本企業として初めて通期決算での純利益5兆円超えを達成した。

 利益拡大の要因は、ソフトバンク・ビジョン・ファンド事業を通じた投資利益である。投資利益の総額は7兆2865億円に達し、前年比で約2倍に増加した。このうち9割超を米OpenAIに関連する投資利益が占めている。同社は2025年中にOpenAIに対して段階的な出資を実施し、第1回クローズとして100億ドル、第2回クローズとして310億ドルの出資を完了させた。OpenAIの企業評価額の上昇がファンドのポートフォリオ価値を押し上げ、2025年度第4四半期だけで約1.9兆円の純利益を追加計上している。

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【図版付き記事はこちら】ソフトバンク国内初純利益5兆円超え、OpenAI投資が寄与(画像:ビジネス+IT)

 投資活動を財務面で支えているのは、国内通信子会社であるソフトバンク株式会社の事業基盤である。同社自身の2026年3月期決算も連結純利益が5508億円となり、過去最高を記録した。モバイル通信事業の収益に加え、エンタープライズ部門でのAI・クラウドソリューション需要の増加や、決済サービスであるPayPayの収益化がグループの資金創出力に寄与している。

 AIインフラの構築に向けた事業展開も進行している。子会社である英Armの設計に基づく特定のAIタスクに特化した半導体の開発や、OpenAIなどと共同で推進するAIデータセンター構築プロジェクトが進んでいる。グループ内の技術的知見や投資資金を一本化するため、Armのルネ・ハースCEOがソフトバンクグループの国際部門責任者を兼務する人事が内定した。

 巨額の投資に伴う財務状況について、同社は保有資産価値に対する純負債の割合を示すLTVを20パーセント程度に抑制していると説明している。これは保有株式の価値上昇と負債圧縮によるものとしているが、S&Pグローバル・レーティングはOpenAIへの追加投資による負債増加を考慮し、LTVが格下げの閾値である35パーセントに達するリスクがあるとして、格付け見通しをネガティブに設定している。

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