• 2026/05/25 掲載

中国、有人宇宙船「神舟23号」を打ち上げ 2030年月面着陸に向け初の1年滞在へ

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中国は2026年5月24日、有人宇宙船「神舟23号」を酒泉衛星発射センターから打ち上げた。乗組員3人のうち1人が中国の宇宙開発史上最長となる1年間の軌道上滞在を実施する(対象者は軌道上での状況に基づき後日決定)。2030年の有人月面着陸に向け、微小重力下での長期滞在が人体に与える影響のデータ収集を本格化させる。
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中国も宇宙開発を進めている
(画像:ビジネス+IT)
 神舟23号は長征2号Fロケットに搭載され、現地時間24日午後11時8分に打ち上げられた。中国有人宇宙プロジェクト弁公室(CMSA)の発表によれば、同船は25日午前2時45分、宇宙ステーション「天宮」のコアモジュール「天和」への自動ドッキングを約3時間半で完了した。

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【画像付き記事全文はこちら】中国『神舟23号』打ち上げと2030年月面着陸計画の全容
(画像:ビジネス+IT)

 搭乗要員はコマンダーの朱楊柱、パイロットの張志遠、ペイロードスペシャリストの黎家盈の3名で構成する。黎は香港警察の元警察官であり、香港特別行政区から選出された初の宇宙飛行士として今回の任務に加わった。

 乗組員は軌道上で100以上の科学・応用実験を行う。宇宙生命科学、微小重力流体物理学、航空宇宙医学などの分野で実験を行い、すでに開始されている幹細胞由来の人工胚を用いた宇宙空間での胚研究の引き継ぎも担う。さらに船外活動や貨物の移送、外部施設の設置作業を順次実施する。

 中国は2030年までに自国初となる有人月面着陸の実現を計画しており、今回の1年間に及ぶ軌道上滞在を通じて、長期宇宙飛行による生理学的・技術的な課題を検証する。米航空宇宙局(NASA)が月面探査計画「アルテミス」を推進するなか、中国は独自の無人月面探査プロジェクトと有人宇宙飛行活動を統合させ、月面着陸計画を加速させている。

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