- 2026/08/10 15:00 掲載
OpenAI、GPT-5.6 Lunaを80%値下げ、Terraも20%安く API価格を大幅改定、利用拡大へ
API料金は、Lunaが入力100万トークン当たり0.20ドル(約32円)、出力100万トークン当たり1.20ドル(約193円)となった。Terraは入力100万トークン当たり2ドル(約322円)、出力100万トークン当たり12ドル(約1,932円)となる(1ドル=約161円で換算)。
値下げ前はLunaが入力1ドル、出力6ドル、Terraが入力2.5ドル、出力15ドルだった。OpenAIはLunaについて、1年前にフロンティア級だったモデルに匹敵する性能を、タスク当たり約6%のコスト、約9倍の速度で実現すると説明している。
LunaとTerraの値下げはAPIだけでなく、「Codex」と「ChatGPT Work」の有料サブスクリプションにおける利用量の算定にも反映する。CodexとChatGPT Workのサブスクリプション料金や利用枠は変更せず、TerraとLunaを利用した際に消費するクレジットが減るという。
OpenAIは7月、GPT-5.6シリーズを一般提供した。最上位の「Sol」、性能とコストのバランスを重視した「Terra」、高速・低価格の「Luna」の3モデルで構成される。
今回、Sol自体のAPI料金は変更しない一方、「Priority Processing」に代わる「Fast」モードを導入した。Standard処理の2倍の料金で、モデルの応答性能を変えずに最大2.5倍の速度を実現するとしている。既存の「priority」タグ付きリクエストも引き続き利用でき、Fastモードとして処理される。
OpenAIは、モデルや推論システム、本番ソフトウェアなどの効率化によってコストを引き下げたと説明する。GPT-5.6 Solを活用した本番環境の最適化では、モデル提供にかかるエンドツーエンドのコストを20%削減し、トークン生成効率も15%以上向上したという。
OpenAIは、こうした効率化によって企業が大量のAI処理をより経済的に実行できるとしている。AI各社の競争では、モデル性能だけでなく処理コストも重要な競争軸となりそうだ。
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