- 2026/09/18 21:20 掲載
ファーウェイがAI向けネットワーク刷新、遅延を11マイクロ秒に短縮し構築コスト30%減
背景にあるのは処理量の急増である。同社によると、1日あたりのトークン消費量はこの1年で260倍に膨らんだという。中核となるのが「Stellar AI Fabric 2.0」だ。新たに投入するUBGスイッチ「SF9300」シリーズは、同社のAIプロセッサ「Ascend A5/A6」と組み合わせる。2層のマルチプレーン構成でコア層をなくし、ネットワーク構築コストを30%削減。プロトコルを統一したことで、端から端までの遅延は20マイクロ秒から11マイクロ秒へ縮まった。リンク障害時のパケットロスをゼロにする再送技術も備え、クラスタの年間停止時間を100時間減らせるとしている。自社開発のNPOスイッチ「CloudEngine XH9300-EN」も披露した。光源を集約する設計で、相互接続にかかる消費電力を1,000Wから600Wへ抑える。
拠点をまたぐ「Stellar AI WAN」では、1,000キロメートルを超える距離でも遠隔の演算効率を95%以上に保つという。モデルを層ごとに分け、最初と最後の層だけを手元の拠点で処理し、途中は高次元ベクトルだけを送る方式を採る。生データを拠点の外に出さずに済むうえ、必要な帯域は1/5で足りる。量子鍵配送(QKD)を装置に内蔵し、構築コストを60%以上削減できる点も特徴だ。
オフィス向けの「Stellar AI Campus」は運用の自動化が主眼。25種類以上の独自データを100ミリ秒周期で集め、障害の切り分け精度を95%に高めることで、平均復旧時間(MTTR)を5分未満に抑える。同社は企業のAIエージェント導入が今年50%近くに達すると見込んでおり、手動の運用では追いつかないとみる。
イベントは9月19日まで上海で開かれる。同社は「AI for All, All on Secure IP」を掲げ、今後もStellar AI Networkの製品群を拡充する方針を示した。
AI・生成AIのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR