- 2026/09/21 01:00 掲載
中国ステップファンが旗艦AI「Step 5 Preview」発表、10月15日にオープンソース化
アーキテクチャは疎なMoE(混合エキスパート)。総パラメータ数は6,000億に上るが、1トークンあたりで動くのは270億にとどまる。文脈長は100万トークンで、画像の入力にも対応した。
ベンチマークの結果も公開された。ソフトウェア工学のDeepSWE v1.1では67.7%を記録し、同じ中国勢のKimi K3(67.5%)やGLM-5.3(66.9%)を上回った。ただし、米国勢のGPT-6 Astra(74.1%)やClaude Opus 5(74.0%)には届いていない。一方、金融分野の外部評価FrontierFinanceでは66.4%となり、GPT-6 Astraの55.0%を大きく引き離した。
同社が独自に構築したStepCodeBenchでは49.0%。553のコードリポジトリと9種類のタスク、20の応用領域、33のプログラミング言語を対象にした評価だという。社内外の専門家による評価では、約70%が中程度から高難度のコーディング作業を自律的に完了できると答えた。
長時間かかる作業の検証も示された。NVIDIAのH100を1基だけ使い、24時間でGPUカーネルをゼロから最適化させた課題では、約22時間後に前方・後方の合計で508TFLOPSに到達。別の実験では、後訓練の自動化によって既存モデルの数学ベンチマークの正答率を53.3%から60%へ引き上げた。ゲーム「ポケットモンスター赤」を専用の調整なしに3,000ターン以上進め、本編の約1/3まで到達したケースも紹介している。
知能の総合指標であるArtificial Analysis Intelligence Indexは44点。同社は、同水準のモデルと比べてタスクあたりのコストが明確に低いと強調する。ステップファンは2026年5月に約25億ドル(約3,875億円)を調達し、香港市場への上場を準備してきた企業。10月15日の重みの公開により、中国勢が主導するオープンモデルの競争はさらに激しくなりそうだ。
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