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- 2026/10/29 21:48 掲載
ドアダッシュ、170億ドルでインスタカート買収へ…アマゾンに挑む最後の関門とは?
対価に占める現金は75%以上。インスタカートの株主は現金、ドアダッシュ株、その組み合わせから選べるが、ドアダッシュ株は総対価の25%が上限で、超過した場合は按分となる。資金は手元資金と債務で賄い、JPモルガン・チェース銀行から364日間のつなぎ融資の確約を得た。資金調達は取引の条件にはせず、投資適格の格付けを保てる資本構成を目指すという。
完了は2027年末か2028年前半の見込み。インスタカート株主の承認、米独占禁止法(ハート・スコット・ロディノ法)の待機期間の満了または終了、カナダやイスラエルを含む規制当局の承認が条件となる。発行済み株式の約19%を持つ株主は、賛成票を投じることで合意済みだ。
狙いは、食料品の小売業者に向けた支援の拡大だ。インスタカートは約2,200の小売ブランド、約10万店舗と組んでいる。統合後は両社のアプリと各店舗の自社サイトで、ドアダッシュの配送網とインスタカートの技術、広告やAIのツールを提供する。会員制度の「DashPass」と「Instacart+」は会費が1本化され、会員の負担は年間で計約1億ドル(約158億円)減ると見積もる。
ドアダッシュは、食料品店が特定の配達プラットフォームに縛られない「独占なし」を約束した。買収後も、インスタカートのブランドと企業向け技術、アプリは残す方針だ。
ドアダッシュのトニー・シュー共同創業者兼CEOは「食料品は、オンラインで正しくこなすのが最も難しい分野の1つだ」と述べた。
ドアダッシュは2013年創業で、デリバルーやWolt、SevenRoomsなどのブランドを展開する。配達業界では、ウーバー・テクノロジーズが10月6日(米国時間)、職場向けケータリングのezCaterを23億ドルで買収すると発表したばかりだ。
では、なぜ市場は、ドアダッシュが示した1株65ドルという価格をそのまま株価に織り込まないのか。背景には、ニューヨーク市当局が口にした強い懸念と、ライバルがひしめく食料品配達の勢力図がある。
・寄り付き前の株価が提示額を1割下回った理由
・ニューヨーク市当局が突きつけた「懸念される傾向」
・アマゾン、ウォルマート、ウーバーと競う勢力図の行方
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