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- 2026/11/05 19:21 掲載
グーグル、マレーシアに2年で150億ドル(約2兆円強) クリーン電力1GW超を系統へ
同社は2024年に、マレーシアでのデータセンターとクラウドリージョンの整備に20億ドル(約3,000億円)を投じると発表していた。今回はこれを大幅に上積みする内容だ。
投資の柱は4つある。エネルギー効率の高いデータセンター団地の整備、マレーシアの国家送電網(系統)への1GW超のクリーン電力の追加、水資源の保全、そして2031年までに約80万人を対象にしたスキル育成だ。
データセンターは、セランゴール州のエルミナ・ビジネスパークにある稼働中のキャンパスに加え、セランゴール州とヌグリ・スンビラン州に新たなキャンパスを計画している。同社によると、電力使用効率(PUE)は熱帯の気候でも1.12~1.14で、業界平均の1.54を下回るという。キャンパスの電力使用量と、系統への接続に必要な設備の費用は、全額を同社が負担する。
水については、新たに2件の補給プロジェクトを実施する。セランゴール州の学校4校には、雨水を貯めて非常時に使える水の拠点も設ける。
人材面では、教員向けのAI教育の認定、小規模事業者向けのAI研修、地方自治体の職員向けの研修などを展開する。2027年からは、ポリテクニックでデータセンターの運用を学ぶ10週間の職業訓練も始める。
同社の試算では、建設期間の2027~28年に、年平均で約11億ドルのGDP押し上げ効果と3万7,000人超の雇用が生まれる。運用段階でも9,000人超の雇用を見込む。マレーシアのデジタル相は、持続可能なデジタルインフラの高い水準を示す計画だと評価したという。
AIデータセンターの電力確保は、各社に共通する課題になっている。OpenAIも、電力が逼迫した際に最大1,000MWを削減する仕組みを公表している。
では、使わなくても電力料金を払う契約をデータセンターに求め始めたマレーシア政府のもとで、グーグルの「1GW超」はどう読めるのか。
背景には、マレーシア政府が国会で示した電力需要の数字と、データセンターに課す条件の厳格化がある。
・「安い電力は出さない」政府が課す、使わなくても払う契約の中身
・実ピーク需要の849MWに対し、1GW超という数字の重み
・2年で7.5倍、2024年に発表した20億ドルからの変化
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