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- 2009/08/11 掲載
クラウド時代のデータセンターに求められるインフラの標準化に挑む--ブロケード 社長 青葉雅和氏(2/2)
ストレージ関連はOEMを中心に、コストを考慮したローエンド製品も
──SANベンダーとしてはどのような目標をお持ちですか?我々は、SAN関連では既に国内90%のシェアを持っています。ほとんどのサーバー・ストレージ関連ベンダーとOEM関係があるため、ストレージを購入する際にSANも同時に導入する形になり、ネットワークの接続性を保証するブロケード製品が支持されています。中小・中堅企業では、ITによって生産性を向上し、大企業と戦っているところも多くあります。テクノロジー面で大企業と同じレベルが求められますが、ITに対する投資も重視していますから、規模・コスト面を考慮したローエンド製品の拡充にも注力しています。
──SAN市場の今後の推移についてどのようにみていますか?NAS製品など、ミッドレンジ向けの製品は投入されないのでしょうか?
マーケット全体で見ると、今後もSAN分野は堅調に伸びていくでしょう。従来までは、ハイエンドのSANスイッチに関する国内需要は米国に比べると多くはありませんでした。しかし今後は国内でもデータセンターの統合が進むことになるので、データセンターはより大規模化し、SAN分野の需要が喚起されると考えています。NASはSANと似て非なるもので、まったく異なるマーケットエリアのものだと思います。SANはミッションクリティカルなアプリケーションに必須です。対してNASはファイル共有のストレージであり、こちらもSANと同じように今後も需要が拡大していくでしょう。
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