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  • 2009/10/29

【セミナーレポート】コスト削減を実現するITシステムマイグレーションの手法や事例を紹介

9月15日開催 ITシステムマイグレーションセミナー開催レポート

2009年9月15日、都内で「ITシステムマイグレーションセミナー~事業環境にあわせた段階的なマイグレーションで、競争力強化を実現する~」と題したセミナーが開催された。100年に一度の経済危機を経験した企業は、今後のシステムに求める要件として、低コスト運用、運用管理負荷の軽減、ビジネス環境の変化にあわせた柔軟な対応力や既存システムの有効活用等を挙げている。これらの実現のために、自社システムを段階的にマイグレーションしていくための効果的な方法論が紹介された。

【特集】既存資産を活用し、運用保守コストを削減する「システムリフォーム」という考え方


現在はITマイグレーションにより
新たな価値を生み出すのには絶好の時期である

テックバイザージェイピー(TVJP)代表取締役 栗原潔氏

テックバイザージェイピー(TVJP)
代表取締役
栗原 潔 氏

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 冒頭の基調講演では、「不確実性の時代におけるITマイグレーション戦略」と題し、テックバイザージェイピー(TVJP)代表取締役 栗原潔氏が基調講演を行った。

 同氏はまず、IT予算が削減され続け、リスクをとることが許されない環境下において、コスト削減と企業競争力強化を両立し、新規案件と比較してリスクが小さいITマイグレーションこそ、現在とるべきIT投資戦略だと解説。新たな統合テクノロジーの台頭や、企業全体を通じた危機感による抵抗勢力の減少もマイグレーションの推進にプラス要因になると述べた。

  ただし、ITマイグレーションにおいて陥りやすいポイントとして、マイグレーションを行うこと自体を目的化してしまったり、コスト面にのみ注目し、ビジネスにおける柔軟性面を阻害してしまうことに警鐘を鳴らした。

 マイグレーションを行う際のポイントとして、レガシー・システムの問題点を、プラットフォームのレガシー化とアプリケーションのレガシー化に分け、具体的にどこが問題になっているのかをプロジェクト初期に識別しておくことが重要と指摘。まず現状のシステムの必要性を評価し、その上で、どのようなマイグレーションを行うか決定し、最適な新プラットフォームを選定する。実際の移行プロジェクトにあたっては、現状のプログラム資産の棚卸しを徹底して行い、同様の移行事例の経験を有するベンダー、コンサルタント、SIer等の適切なサポートを活用すべきであるとした。

 その他、ITマイグレーションの様々なアプローチを紹介した他、データ移行の負荷や運用要員/ユーザー研修の負荷を軽減する、SOA、仮想化テクノロジー、ETLツール、ストレージ・スナップショットなど各ツールの紹介も行った。


既存のIT資産を活かし
開発コストを抑えたシステムの刷新を

NECソフト 営業本部 シニアエキスパート 大橋順二氏

NECソフト
営業本部 シニアエキスパート
大橋 順二 氏

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 続いて「システムリフォームソリューションによる開発コスト削減~将来の主流開発モデルへ~」と題して、NECソフト 営業本部 シニアエキスパート 大橋順二氏 が登壇し、システム開発における新たな手法として「システムリフォームソリューション」を紹介した。

 従来のシステム開発手法には、顧客の要求に合わせてゼロから開発する「スクラッチ開発」と、既成のパッケージを使う「パッケージ導入」 があるが、それぞれ、開発やカスタマイズのコストがかさんだり、機能の不一致や自社業務への制約が発生するなどの課題を抱えているという。

 そんな課題意識の中生まれたのが、リバースエンジニアリングの手法で、顧客企業の既存のアプリケーションを分析し、追加機能や改善要件を取り込んだシステムを構築する「システムリフォームソリューション」である。同ソリューションでは、移行分析から、計画、実行、テストにおける全工程で、海外におけるオフショア開発を活用し、コストを抑える。

 同ソリューションでは、2週間程度で資産の棚卸しを行う簡易調査も行っており、早期に精度の高い見積もりを手に入れて、自社に最適な手法を選択することができる。


コスト削減を実現した事例の紹介や
マイグレーション後のランニングコストを低減するソリューションを紹介

 セミナーの後半の講演では、東京システムハウス マイグレーションコンサルティング部 営業企画課 マネージャー 野澤伸一氏が講演。「安全・確実なオープン化を可能にした手法「MMS」とは」と題し、独自のオープン化手法「MMS(メインフレームマイグレーションサービス)」を活用し、6500本ものCOBOL資産を1年間でマイグレーションし、レガシーシステム全体の完全オープン化を実現した実際の成功事例を、当時の様子も交えて詳細に紹介した。

 続く講演では、ビーエスピー 顧客サービス部 システムインテグレーション課 課長 深水桂輔氏が講演。『ランニングコスト低減ソリューションのご紹介~後悔しないマイグレーションのポイントと実践~』と題し、マイグレーション後の運用負担の悪化に対する注意点を指摘。オープン化後の運用プロセス、基盤を構築するシステムのライフサイクル管理ツール「LMIS」について事例を交えて紹介をした。


 セミナー会場では、終始、熱心に講演を聴く様子が見受けられ、休憩時間中の展示ブースでも、個別の相談をしている姿が見受けられた。
ITシステムマイグレーションセミナー

ITシステムマイグレーションセミナー

セミナー当日の会場のようす。
多くの来場者が耳を傾け、
関心の高さが伺われた



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