- 会員限定
- 2010/02/05 掲載
【ベンチマーキング基礎講座(2)】ベンチマーキングの目的
T&T PARTNERS会長
ICG国際コンサルタンツグループ会長
(株)日本総合研究所 フェロー
新潟大学大学院技術経営研究科特任教授
公認会計士
環境が変化する中で、企業は競争相手と差別化するために、知恵を絞って経営改革や業務改革を実行しなければならない。そのためには、経営者はもちろんのこと、全社員が知恵を絞って抜本的なアイデアや打開策を考える必要がある。彼らに質問をすれば、ほとんどの中小企業が、「一生懸命やっている(これ以上何をしろというのか?)」と答えるか、心に思っているかも知れない。
実は、より効果的な解決策を見いだすためには、組織内部の知恵だけではなく、外部の知識や知恵を借りると効果が飛躍的に上がる。特に中小企業は、ヒト・モノ・カネ・情報・知の経営資源が少なく、ベストを狙うことを、始めからあきらめていることが多い。つまり、自組織だけで考えたものがベストと思うのではなく、もっと良い方法があるのではないかと、外部のどこからでも、あらゆる手段を使って貪欲に追求すべきである。その思考が、継続的な成長を促す源泉になる。
ベンチマーキングは、このような意味で、中小企業の改革にもってこいの経営変革手法である。
関連タグ
関連コンテンツ
PR
PR
PR