- 2010/02/18 掲載
大日本印刷、SSFC仕様のICカードを使った小規模向けPCセキュリティパッケージを販売
基本機能は大きく3点。1つめは、パソコンの不正使用防止機能。パソコン起動時、リーダーライターにSSFC仕様のICカードをセットし、暗証番号(PIN)を入力することによって本人確認を行う。また、リーダーライターからICカードを外すと、自動的にスクリーンロックが起動する設定も可能。さらに、SSFC対応の入・退出管理システムとの連携により、入退場ゲートを通過したICカードでなければパソコンを使用できないとする設定も可能。「共連れ」などによる不正入室者のパソコン使用を禁止する。
2つめは、リアルタイム制御・監視機能。パソコンで行われる操作を常時監視・制御する機能を備えており、アクセス権限を付与することで、機密情報のプリントアウトや他者へのメール送信などにおける不正な操作を自動的に遮断するという。
3つめは、ログ取得機能。定められたセキュリティポリシーに違反した行為や、不審な操作のログを自動的に収集する機能を搭載。このログを分析することにより、人や場所、時間帯別に発生するリスクの早期発見やセキュリティポリシーの見直しなどが可能。このログには、ICカード内部に格納されたIDが付与されているという。
効果測定を行った上で本格導入を検討したいユーザー向けの「プレスタートパッケージ」と、対象部門を絞って導入したいユーザー向けの「スモールスタートパッケージ」の2種類を販売する。「PCセキュリティパッケージ」は、ライセンスの更新/追加により大規模な展開が可能。また、DNPでは、大規模展開を行うにあたって必要となる部門/個人ごとのセキュリティポリシーの設定などについても支援していく。
プレスタートパッケージの価格は、SSFC仕様ICカード10枚、FeliCaリーダーライター10台、PCセキュリティパック10ライセンス、SEサポートサービス実施、トライアル結果レビュー、2ヶ月間のレンタルをそろえて、19万8千円(税抜)。なお、ユーザー側で、Windows Serverなどのサーバ各種を用意する必要がある。
スモールスタートパッケージの価格は、PCセキュリティパック100ライセンス、SEサポートサービス、販売(レンタルはなし)で、198万円(税抜)。別途、サーバ各種のほか、SSFC仕様のICカードを用意する必要がある。
今後DNPでは、地方銀行や信用金庫などの金融機関のほか、研究開発部門を有する企業など、重要情報を厳格に取り扱う必要のある企業に向けて当パッケージを販売し、2012年度までに3億円の売上を目指す。
関連コンテンツ
PR
PR
PR