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  • 2011/08/11 掲載

経営トップに「面白い」と言わせた東急ハンズのソーシャルメディア活用術--東急ハンズ 執行役員 長谷川秀樹氏

iPhoneアプリ作成からTwitter、ソーシャルグラフ、ビッグデータ活用まで

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生活雑貨を扱う東急ハンズ。2011年3月期の売上高は756億円で、生活雑貨カテゴリーにおける業界シェアは、良品計画、ロフトに次いで第3位だ。同社は2011年4月から、IT部門でも販促費の予算を計上できるようにした。実はそれ以前から、“間隙を突いた予算取り”でIT部門では新しいテクノロジーを利用したさまざまな仕掛けを行っていた。予算化は、その有用性が正式に経営トップにも認められたということだろう。同社のこれまでの取り組み、そして今後の展望をレポートする。

営業/マーケティング分野におけるIT活用の時代が始まった

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東急ハンズ
執行役員
ITコマース部長
長谷川秀樹氏
 これまでIT部門の主な業務といえば、基幹業務システムの構築だった。東急ハンズのような小売業ならPOSシステム、あるいは商品マスタ管理/在庫管理/発注管理/売上管理などの各システムだ。

 これがインターネットの登場の頃から少しずつ様相が変わり始めた。たとえばホームページの作成は、IT部門が行う場合もあるが、企業によっては営業部門あるいは広報部門が担当するところもある。

 ガートナー ビジネス・インテリジェンス&情報活用 サミット 2011で登壇した東急ハンズ 執行役員 ITコマース部長の長谷川秀樹氏は、「これまでITは、社内システム構築のために使われるものだと捉えられてきたが、今ではマーケティングや営業の分野にも効力を持つようになってきている」と指摘する。

 さらに、現在ではTwitterやFacebookに代表されるソーシャルメディアが台頭してきた。

「ソーシャルメディアの登場で、ネットを介した顧客との会話が、より自由にストレスなくできるようになった。ITが、より営業やマーケティングに使える時代になってきたと考えている」(長谷川氏)

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