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  • 2011/11/11

【導入事例】バージョンアップかクラウドか?SIerが他社のパブリッククラウドを導入した理由

Exchangeのバージョンアップ時に突きつけられた課題

ソフトバンク・テクノロジーは、ソフトバンクグループの技術基盤を担当する中核企業だ。その同社がここにきて、メールサービスをマイクロソフトのパブリッククラウドサービスに全社的に切り替えた。なぜITを手がける企業が、他社のパブリッククラウドサービスを採用したのか?その背景や理由、導入の効果について、同社内向けのITサービスを手がけるプラットフォーム事業部 プラットフォームサービス統括 ITサービスマネジメント部 部長 水田篤彦氏に話を聞いた。

Exchageサーバのバージョンアップ検討の時期に突きつけられた課題

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ソフトバンク・テクノロジー
プラットフォーム事業部
プラットフォームサービス統括
ITサービスマネジメント部 部長
水田篤彦氏
 ソフトバンク・テクノロジーでは、これまで国内のデータセンター事業者にラックを借り、社内でメールシステムを構築・運用していた。それは、Active DirectoryにExchangeを連携する形、いわゆるユーザー企業同様のごく一般的なメールシステムだった。

 もちろんExchangeの新バージョンが出れば、バージョンアップの必要があり、新機能を検証したり、新しいシステム環境をつくったりすることが必要になる。同社もまた、社内のExchangeサーバのバージョンアップを検討する時期に来ていた。

「バージョンアップ時には運用部隊のほか、構築部隊からも人を呼んで、半年ぐらいかけて機能を検証することになりますが、なかなかスピード感をもってシステムを改修できませんでした。自社でシステムを抱えている以上、どうしてもこれらのコストがかかっていました」(水田氏)

 具体的にいうと、たとえばメール周りだけで、メンテナンスのために常に2、3人の固定人員を付けなければならなかった。現在はメールシステムも昔と比べてかなりクリティカルになっており、個人のトラフィック量も爆発的に増えている。そのためランニングのフェーズであっても、遅延しないように工夫したり、障害が起きないように監視したり、社内でメールシステムを支えながらメンテナンスを行う必要があった。

 こうした課題を解決する活路として同社が検討したのがクラウドサービスである。クラウドへの移行については、同社が事業領域として「Cloud Enabling」を標榜していたことに加えて、現場からのニーズがあったと水田氏は振り返る。

「弊社では“Cloud Enabling”を事業領域として掲げ、お客さまのクラウドサービスへの移行と利用を実現させるソリューション&サービスを提供しています。にもかかわらず、その我々がクラウドを使わないのはおかしい、というのがトップの判断でした。また、現場サイドから見ても、システム運用など、基本的なインフラを他社に任せ、我々はメールシステムにどのような付加価値を付けてサービス提供していくかに人的なリソースを注力したいという思いがありました。」

【次ページ】クラウドか?バージョンアップで自社運用継続か?

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