- 2012/03/05 掲載
ERPのパッケージライセンス市場は前年比7.3%増、震災やIFRS延期の影響は軽微
また、ユーザー企業においては積極的な投資姿勢が表れるようになってきているという。製造業では海外事業の強化を目的に、海外拠点への投資を増やす傾向もある。
2012年のERPパッケージライセンス市場は1,125億円、前年比6.4%増となり、2011年からの上向きのトレンドは継続する見通し。ERP市場は、リーマンショック後の2009年には前年比15.8%のマイナスとなり大きくダウンしたが、2011年、2012年の成長で落ち込んだ分をほぼ取り戻すと予測している。
クラウドコンピューティングの普及、企業の急速なグローバル化、スマートフォンやタブレット端末といったスマートデバイスの業務利用などによって、ユーザーがERPを利用する環境は大きく変化しつつある。
こうしたトレンドに対する方針はベンダーによって異なるという。ERP市場は成熟市場で、各社の製品機能や価格は横並びとなっているが、今後はクラウドへの対応状況や海外拠点でも利用できるか、などといった新しい評価基準でERPパッケージが選択される機会が増える見通し。
本調査は、2011年11月から2012年1月に実施された国内ERPパッケージベンダー23社に対する直接面談によるもの。詳細は「ERP市場の実態と展望 2011-2012」に記載されている。
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