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- 2012/08/16 掲載
わざと障害を起こすツールChaos Monkey──障害を日常化するという逆転の発想
Amazonクラウド上で仮想的な障害を引き起こす
ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。大学でUNIXを学び、株式会社アスキーに入社。データベースのテクニカルサポート、月刊アスキーNT編集部 副編集長などを経て1998年退社、フリーランスライターに。2000年、株式会社アットマーク・アイティ設立に参画、オンラインメディア部門の役員として2007年にIPOを実現、2008年に退社。再びフリーランスとして独立し、2009年にブログメディアPublickeyを開始。現在に至る。
NetflixはこのChaos Monkeyを実環境で使うことで、本物の障害が起きたとしてもサービスが継続できることをテストし続けてきました。Netflixのブログ「Chaos Monkey released into the wild」から引用します。
There are many failure scenarios that Chaos Monkey helps us detect. Over the last year Chaos Monkey has terminated over 65,000 instances running in our production and testing environments. Most of the time nobody notices, but we continue to find surprises caused by Chaos Monkey which allows us to isolate and resolve them so they don't happen again.
さまざまなシナリオの障害の検出をChaos Monkeyは手伝います。昨年、Chaos Monkeyは本番環境やテスト環境で6万5000以上のインスタンスを強制終了させました。たいがいの場合そのことに誰も気づきませんが、たまにChaos Monkeyが原因で驚くようなことを発見することができ、それを分離し、解決できるようにしてくれます。そのおかげでそれはもう二度と起こりません。
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