• 2012/09/28 掲載

富士ゼロックス、モバイル暗号化技術「モバイル・コンフィデンシャル・ビューイング」を開発

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富士フイルムグループの富士ゼロックスは28日、モバイル端末にダウンロードした電子コンテンツ(オフィスドキュメント・画像・動画など)を、有効期限付きの復号鍵・再暗号鍵が記載された電子チケット使って、安全に保管する暗号化技術、モバイル・コンフィデンシャル・ビューイングを開発したと発表した。
 モバイル端末では、盗難・紛失による情報漏えいのリスクが高く、機密性の高いドキュメントを扱うことが大きな課題とされていた。盗難・紛失対策のため、閲覧したいコンテンツをモバイル端末にダウンロードせずに、クラウドなどのサーバ側にあるデータを閲覧する方式もあるが、通信状態に依存したり、コンテンツを確実に閲覧できないという問題があった。

 今回、富士ゼロックスが開発した技術は、有効期限付きの復号鍵、再暗号鍵が記載された電子チケットを使って、ダウンロードした電子コンテンツを管理するというもの。一度ダウンロードした電子コンテンツを、閲覧するために必要な電子チケット(復号鍵・再暗号鍵)の有効期限が過ぎると自動的に閲覧できない状態にすることができる。

 継続的にコンテンツを閲覧したい場合は、使用したい期間だけ、定期的に電子チケットを自動更新する設定も行える。

 万が一、自動更新中にモバイル端末が紛失・盗難にあった場合は、電子チケットの発行を電子チケット配信サーバ側で停止することで、電子コンテンツの有効期限が過ぎたときに閲覧できなくなる。

 これにより、通信状態に大きく依存せずに電子コンテンツを閲覧することができる。

photo
富士ゼロックスが開発したモバイルコンテンツの暗号化技術

 同社では本技術に、現場観察・実証実験を繰り返すHuman Centered Designの手法を取り入れ、個人の行動に注目し情報の流れをコントロールするAction Centricという考え方に基づいて開発された。今後は利便性と安全性を両立したモバイルサービス提供に向け、社内の実証実験を進めていくという。

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