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- 2012/10/04 掲載
「9割の企業がWindows 8の全面配備を回避」米ガートナーのリサーチ部門最高責任者
米ガートナーのピーター・ソンダーガード氏はまず、CEOへの調査を紹介。取締役会において、CEOのITへの期待は2010年の31.71%から65.85%に大幅に伸張しているとして、ITがビジネスにおいてますます重要な役割を担っていることを説明した。
こうした中で、ソンダーガード氏は「4つの力によって、かなり大きな変化が起こりつつある」という。1つ目は、クラウド。これは、後述するほかの3つの力を提供するインフラのような役割を担うものと位置付けられるという。
2つ目はモバイル。BYODやスマートフォンなどの活用にとどまらず、従業員やカスタマー、パートナーズを巻き込んで、ITサービスや製品の差別化を担うものになってくるという。このテクノロジーがもたらすものは、どこからでもアクセスできるということ。そのため、すべてのユーザーがモバイルベースでアプリを作ることを前提とすることが求められ、インターフェイスデザインもそれに合わせることが必要だという。
3つ目はソーシャルという視点。これまでのアプリケーション開発はプロセスを中心に考えられてきた。しかし、将来型のアプリケーションはソーシャル型で、社内外のデータの情報を融合して、プロセス型のITを置き換えていくという。「プロセス型のITの時代は終わった」(ソンダーガード氏)。
4つ目は情報(インフォメーション)だ。今はビッグデータとも呼ばれているがそれ以上の意味だという。今やデータは戦略的な資産として重要な意味を持つに至っている。顧客維持や新規顧客獲得にデータの力は無視できないものとなっていくだろうとした。
これら4つの項目は進化のレベルが異なっているが、共通しているのはこれから5年をかけて進化し、ITにおける中長期的に重要な要素になるということ。
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