• 2025/11/27 掲載

「AIに仕事を奪われる」は序の口?ガートナー推奨「自律型ビジネス」時代の生き残り策

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生成AIに代表されるIT技術の革新により、エンタプライズ・アプリケーションは大きな変革期を迎えている。その中で確実視されているのが、近い将来での「自律型ビジネス」の実現に向けた新機能の実装だ。エンタプライズ・アプリケーションは今後、どう進化するのか。ガートナーのジェーソン・ウォン氏が、自律型ビジネスのためにエンタプライズ・アプリケーションが満たすべき5つの“原則”を教示する。
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エンタプライズ・アプリケーションが今後遂げ得る進化とは
(出典:ガートナー(2025年6月))

AI時代にやってくる「自律型ビジネス」とは

 ビジネス、さらに社会の在り方を変革してきた原動力の1つが新技術の登場だ。古くは蒸気機関が機械式大量生産の道を切り開き、活版印刷技術は知の継承と伝播の追い風として近代科学の礎を築いた。

 そんな新技術について、「今、革新のドライバーとなっているのがIT、とりわけ生成AIです」と語るのは、ガートナー ディスティングイッシュト バイス プレジデント,アナリストのジェーソン・ウォン氏である。ウォン氏によると、事実、今後25年間で世の中の仕事の8割が生成AIにより行われるようになるとの予測もあるという。

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ガートナー
ディスティングイッシュト バイス プレジデント,アナリスト
ジェーソン・ウォン氏

 そして、その先にあるビジネスの姿としてガートナーが提唱しているのが、次の3つのうち1つ以上を満たす「自律型ビジネス」だ。

  1. 自己学習するエージェントが部分的に管理し大部分を実行する。
  2. スマートなプロダクト/サービスを提供する。
  3. マシン・カスタマーが普及している市場をビジネスの対象とする。


「自律型ビジネスはすでに広がりつつあります。たとえばニューヨークの卓球場。QRコードによる入退管理から飲食物の提供、監視までが各種ICTにより自動化されています」(ウォン氏)

 自律型ビジネスの実現に向け今後、エンタプライズ・アプリケーションはユーザーと共働する、あるいは代替して働くインテリジェント・アプリケーションに今後、進化を遂げるとウォン氏は強調する。

 では、そのようなアプリケーションとは、具体的にどのようなものなので、我々はそれとどう付き合っていけばよいのだろうか。 【次ページ】未来のエンプラアプリを構成する「5つの原則」
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