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  • 2012/12/26 掲載

【ITビジネスと孫氏の兵法(9)】理想の勝利の形は「ノーサプライズ」(2/2)

民主党 藤末健三・フューチャー・デザイン・ラボ 後藤洋平

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コラム 安岡正篤の「有名無力 無名有力」

 陽明学者 安岡正篤先生の言葉に「有名無力 無名有力」というものがある。
『君たちは決して有名になろうとしてはいけない。有名は多く無力になる。そうではなく、無名にして有力な人になることを考えなければならない。』

 なぜ有名は無力になるか?
それは、名前が売れると色々な会合や付き合いなどで身動きがとれなくなるからだと安岡正篤先生は指摘する。
著書『運命を開く』の中で、具体的な事例として、大臣や議員が名前が出て、どんどん忙しくなり、自分自身を鍛えることができなくなると指摘しているのだ。

 確かに私もまだまだ駆け出しの政治家であるが、色々なところから声がかかる。平日は食事会、土日は講演会や催しでのあいさつなど。 そして、安岡先生は、
『「忙しい、忙しい」というのは有名人の口癖です。「忙」という字は、リッシン偏に亡ぶと書いてある。"心が亡くなる"ということで、忙しいと本当に心が亡くなる。迂闊になったり、粗忽になったり、もうミスだらけ、エラーだらけになる。だんだん"心が亡くなる"のですから馬鹿になる。』
と指摘します。正直、私も馬鹿になりつつある。

 また、東大でも同じだ。東大はノーベル賞を取る研究者が実力のほどは多くない。これは、東大ということで名前が売れ、政府の審議会やいろいろな研究以外の付き合いが増えるからだと言われている。「有名無力 無名有力」、孫子は「名前を出さずに実績をあげ、実力をつけろ」と戒めているのではないかと考える。

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