• 2013/09/18 掲載

NECやNTT・日立・富士通ら、広域SDN実現を目指す「O3(オースリー)プロジェクト」

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日本電気(NEC)、日本電信電話(NTT)、NTTコミュニケーションズ、富士通、日立製作所の5社は17日、総務省の委託研究「ネットワーク仮想化技術の研究開発」に基づき、5社共同による研究開発プロジェクト「Open Innovation over Network Platform」(プロジェクト愛称:O3(オースリー)プロジェクトを立ち上げると発表した。
 本プロジェクトでは、データセンタ(DC)などの企業独自のネットワークへの導入が始まっている「SDN」を、通信事業者やインターネットなど広域ネットワークインフラに適用するための研究開発を推進する。

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O3プロジェクトの目的

 本プロジェクトによる広域SDNが実現することで、通信事業者は、広域ネットワークにおいて、サービスプロバイダの要求に応じてネットワークを従来の約1/10の時間で臨機応変に設計・構築・変更できるようになるという。これにより、サービスプロバイダにとっては、サービスの開設・撤収時間を大幅に短縮することが可能となる。

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O3プロジェクトの全体概要

 本研究プロジェクトに参画する5社の主な分担は以下の通り。

NEC:ネットワーク管理制御プラットフォームの開発、無線通信システムのSDN化(上図の概要(1)~(3))
日本電信電話:ソフトウェア通信機器のSDN化(上図の概要(3))
NTTコミュニケーションズ:SDNを設計・構築・運用するためのガイドライン作成(上図の概要(1))
富士通:光通信システムのSDN化(上図の概要(1)~(3))
日立製作所:パケットトランスポートシステムのSDN化(上図の概要(1)~(3))

 複数の広域ネットワークインフラを統合管理するプラットフォームや、そこで用いるアプリケーションなど、広域ネットワークのさまざまな要素を総合的にSDN化することを目指す研究開発プロジェクトは、世界初になるという。

 今後は日本国内で開発したアプリケーションを配布し、現地向けにカスタマイズ。そのうえで全世界のプロバイダが同一のSDNソフトウェアを共通品質で相互接続させていく展望を示した。

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O3プロジェクトの展望

 なお、本プロジェクトの詳細は、2013年9月18~20日に恵比寿 ザ・ガーデンホールにて開催される「SDN Japan 2013」で公開される予定。

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