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2015年01月29日

事例や図解でフレームワーク解説

PEST分析とは何か?コトラー教授が考案、海外進出を行う際にも使えるフレームワーク

時代の潮流を捉えることは、事業を成功に導くために不可欠です。そのためには、景気がどうか、テクノロジーはどうなっているのか、法律はどう変わるのかといった「外部環境」の分析が有効であり、事業に大きな影響を与える「マクロ環境」を知ることは必須です。そのマクロ環境を効率よく、網羅的に分析するために使用するフレームワークを「PEST分析」と呼びます。

執筆:佐倉 優子

PEST分析とは
PEST分析とは、主に経営戦略や海外戦略等の策定、マーケティングを行う際に使用し、自社を取り巻くマクロ環境(外部環境)が、現在または将来にどのような影響を与えるか、把握・予測するためのもの手法です。Politics(政治)、E= Economy(経済)、S=Society(社会)、T=Technology(技術)という4つの視点から分析することから、それぞれの頭文字をとり「PEST」と言います。

PEST分析はなぜ必要なのか

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フィリップ・コトラー 氏

 PESTは、経営学者でマーケティングの第一人者である、ノースウェスタン大学ケロッグビジネススクールの教授、フィリップ・コトラー氏が提唱したものです。コトラー氏は、著作の『コトラーの戦略的マーケティング』の中で、「調査をせずに市場参入を試みるのは、目が見えないのに市場参入をしようとするようなもの」と言っているように、環境分析の重要性を説いています。

 成功した企業、商品は、必ず世の中の変化や流れ、トレンドを味方につけています。外部環境の変化にともない、自らの組織・商品を時代に即したものへと変えられるものこそ、生き残ることができるのです。その外部環境、なかでもマクロ環境を把握し、自社への影響をはかるフレームワークが「PEST」なのです。

PEST分析の目的

 環境分析には、外部環境分析と内部環境分析の2つがあります。

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企業戦略の構築・遂行における環境分析の位置付け。
その中に外部環境分析と内部環境分析がある。


 また、外部環境分析を細分化すると、マクロ環境分析とミクロ環境分析に分けられ、マクロ環境を把握するためのPEST分析を行うことで、環境の変化や事業活動に影響を与える要因を探ることができます。

 具体的には、下記の4つの要因から、環境の変化や影響を把握・分析します。

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PEST分析の例


 この分析を行うことで、どこに、どうやって参入するか、将来生じるであろうことに備えることができ、戦略を柔軟に組み立てることもできます。

 またPEST分析は、国内のみならず、海外進出の際にも活用できるもので、進出する国にどんなポテンシャルがあるのか、どのようなカントリーリスクがあるのかを知ることにも有効なフレームワークなのです。

【次ページ】PEST分析事例、20億本の大ヒットになった商品とは

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