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  • 2015/04/09

世界中のエンジニアリソースを共有したい――セカイラボが目指す開発プラットフォーム

セカイラボ 代表取締役COO 大熊 一慶氏インタビュー(後編)

「セカイラボ」は、IT人材が不足する企業と、優秀で単価の安い世界各地のエンジニアチームをマッチングさせ、オフショア開発を進めていくためのプラットフォームだ。安価で優秀な開発リソースを求める企業から、毎月100件以上の問合せを受けているという同社の大熊 一慶氏は、こうしたマッチングサービスが普及すると「5年、10年後には世界のエンジニア単価が平準化される日が来てもおかしくない」と予測する。インタビュー後編では、今後エンジニアに求められるスキルや、マッチングサービスとしてセカイラボが目指す姿について話を聞いた。

前編はこちら

世界中のエンジニアの単価が平準化される日がくる?

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セカイラボ 代表取締役COO 大熊 一慶氏
――オフショア開発では受注側とのコミュニケーションが取れず、成果物が想定したものと違うものができてしまう。このようなイメージを抱く企業も多いと聞きます。その認識は大熊さんも同じですか?

大熊氏:そうですね、同じです。僕が中国のエンジニアの開発マネジメントをしていた時の経験談ですが、同じエンジニアチームを違う人がマネジメントしたとき、一方はうまくいって、他方は全然うまくいかなかったケースがあったんです。この違いはどこにあったかというと、やはりコミュニケーションの部分。前者は目的を共有して上手く回していて、後者は丸投げにしていた。要するに、発注者側のリテラシーや考え方が成果物の品質に表れていたのです。

――コミュニケーションの問題は日本国内で開発していても同じことが起こりますよね。オフショア開発だから失敗していた訳ではないんですか。そうなると、開発リソースはできるだけ効率的で安い方がいいわけですから、コストの高い日本のベンダーは苦しくなってくる気がします。

大熊氏:その通りです。今は安いベトナム・中国・バングラデシュがあればそちらに流れるんですけど、上海ではエンジニアの単価もかなり高くなっていて、日本の地方都市の開発会社の方がコストが安い場合があります。そうなると、上海から日本の地方都市に対して発注をすることが起こり得るわけです。

――すでに逆転現象が起こっているということですか。日本のベンダーが生き残るにはどうすればよいでしょうか?

大熊氏:日本の開発会社で、英語や中国語を話せるエンジニアはそうそういないと思うんですが、彼らが発注者側に言語スキルがあれば非常に仕事を受けやすい付加価値になると思います。

 我々は、セカイラボのようなマッチングサービスをやる以上は、世界の単価は平準化されるだろうと思っています。5年、10年後に、あらゆる国が日本と同じ単価になっている可能性もゼロでは無いです。その時に何が付加価値になるのかは、どの国でも考えなくてはいけないでしょう。

サービス開始から1年が経過、ユーザー企業から毎月100件の問合せを受ける

――だいたいどのくらいのペースで受注が決まっているんですか?80社くらいが掲載されているという話がありましたが。

大熊氏:セカイラボがちょうど1年くらいですが、毎月100件くらいお問い合わせはいただきます。仲介型も含めてマッチングするのは月に10件前後ですかね。

――そうなると、常時どのくらいのプロジェクトが動いているんですか?

大熊氏:今20数件あって、毎月10件が増えていって契約があります。年末には200~300件のプロジェクトを回すことを目標にしています。

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